- グラブのお手入れにおすすめのメンテナンス用品はどれを選べばいい?
- 汚れ落としと保革の違いや、使い分け方がわからない
- オイルを塗るとグラブが重くなりそうで不安
グラブのお手入れとは、天然皮革でできたグラブ(グローブ)の汚れを落とし、オイルやクリームで油分と潤いを補って、型と捕球の感触を保つ作業です。メンテナンス用品には汚れ落とし用のクリーナーや保革用のオイル、両方を1本で済ませるオールインワンタイプがあり、目的に合うものを選ぶとグラブの状態が長持ちします。
この記事では、グラブのお手入れに向くメンテナンス用品の選び方と、ブランド別のおすすめアイテムを紹介します。新品のグラブを買ったばかりの選手や、愛用のグラブをもう一度しなやかにしたい選手は、ぜひ参考にしてください。
グラブのお手入れにおすすめのメンテナンス用品の特徴
グラブのお手入れにおすすめのメンテナンス用品は、天然皮革のグラブを汚れと乾燥から守るための道具です。グラブの革は汗や土ぼこり、日差しにさらされると油分が抜け、人の肌と同じようにカサついてひび割れや硬化が起こります。
野球用のメンテナンス用品は「塗りすぎると重くなる」「捕球面が滑ると捕りにくい」というグラブ特有の悩みに合わせて作られており、靴や革小物用のオイルとは考え方が違います。グラブのお手入れに合う用品を選んでこまめに手入れすれば、型が崩れにくくなり、ボールをつかむ感触も長く保てます。
グラブのお手入れ用品を選ぶときに確認しておきたい観点は、以下の5つです。
- 目的に合わせて汚れ落とし・保革・オールインワンを選ぶ
- 捕球面・背面・裏革など塗る場所に合わせて選ぶ
- グラブを重くしたくないならジェル・リキッド・水不使用タイプを選ぶ
- 固形・クリーム・ジェル・スプレーは塗りやすさで選ぶ
- 初めてならセットかオールインワンからそろえる
目的に合わせて汚れ落とし・保革・オールインワンを選ぶ
メンテナンス用品を選ぶときに最初に決めたいのが、グラブのお手入れの目的です。泥や手あかがたまったグラブにはクリーナー(汚れを浮かせて拭き取る洗浄剤)、乾いてカサついた革には保革油(革に油分と潤いを補うオイルやクリーム)が向き、毎日の手早いケアなら汚れ落としと保革を兼ねたオールインワンタイプが便利です。
基本の順番は「ブラシでほこりを払う→クリーナーで汚れを落とす→保革油を塗る」の3段階で進めます。汚れの上からオイルを塗ると汚れを革の中に閉じ込めて黒ずみの原因になるため、汚れ落とし用と保革用の両方を手元にそろえておくと、仕上がりが安定します。
捕球面・背面・裏革など塗る場所に合わせて選ぶ
グラブは部位によって求められる状態が違い、捕球面はボールが滑らないグリップ感、背面は革の張りとツヤ、手を入れる平裏は汗によるひび割れを防ぐ保湿が大切です。1本のオイルで全体を済ませるより、部位に合わせてメンテナンス用品を使い分けたほうが、グラブのお手入れの効果を引き出せます。
ワールドペガサスの「グランドペガサスTOP」のように指先用と背面用、捕球面用を分けたオイルや、ミズノの「爽香守 裏革コンディショナー」のような裏革専用品も登場しています。捕球面のパサつきや裏革の汗じみなど、気になる部位がはっきりしているなら、専用品を1本足すと狙った部位を集中して手入れできるのが利点です。
グラブを重くしたくないならジェル・リキッド・水不使用タイプを選ぶ
油分の多いオイルを厚く塗ると、革が油を吸ってグラブが重くなり、型崩れやベタつきの原因になります。ミズノは爽香守シリーズの説明で「つい塗りすぎて重くなってしまう」悩みに触れており、グラブのお手入れでは重さの管理がメンテナンス用品選びの大きなポイントです。
重さが気になるなら、1〜2プッシュでグラブ全体に広がるリキッドや、水分と保湿成分で油分過多を防ぐジェル、水を使わずすぐに乾くワックスなど、「重くなりにくい」ことをメーカーや販売店が明記しているタイプを選ぶと失敗しにくくなります。軽さを保てれば、使い慣れたグラブの操作感を変えずに保革できます。
固形・クリーム・ジェル・スプレーは塗りやすさで選ぶ
メンテナンス用品の塗りやすさを左右するのが形状です。固形や半煉り(練り状でやや柔らかいタイプ)は、指先やポケット(ボールを収める捕球面のくぼみ)など狙った場所に少量ずつ塗りやすく、クリームやジェルはグラブ全体に薄く伸ばせます。ポンプ式やスプレー式なら、試合前の短い時間でも手早く使えます。
塗り方も確認しておきたいポイントで、手で直接塗れるタイプは指先の感覚で量を調整でき、スポンジや布で塗るタイプはムラなく広げやすいのが特長です。グラブのお手入れにかけられる時間や、細部まで手入れしたいかどうかに合わせて形状を選ぶと、メンテナンス用品を無理なく使い続けられます。
初めてならセットかオールインワンからそろえる
何から買えば良いか迷う初心者は、汚れ落とし用と保革用のボトルにブラシやスポンジがまとまったセットか、1本で汚れ落としと保革ができるオールインワンタイプから始めると、グラブのお手入れをすぐに始められます。
基本の手入れに慣れてきたら、捕球面用のグリップオイルや裏革用のコンディショナーなど、部位別のメンテナンス用品を買い足していく流れがおすすめです。最初から何本もそろえるより、手入れの習慣をつけてから必要なものを足したほうが、使わない用品を抱えずに済むため無駄がありません。
グラブのお手入れにおすすめのメンテナンス用品14選
グラブのお手入れにおすすめのメンテナンス用品を、ブランド別に紹介します。汚れ落としや保革、オールインワン、捕球面や裏革などの部位別ケアまで、各アイテムの特徴と配合成分、おすすめのユーザー層を解説します。
ブランドごとに特徴が異なる、グラブ向けのおすすめメンテナンス用品は以下のモデルです。
- 【久保田スラッガー】シュプリームソリッドオイル
- 【ウイルソン】だ液エフェクトII
- 【ワールドペガサス】グランドペガサスTOP グラブオイル 捕球面用
- 【ミズノ】爽香守 スーパーリキッド
- 【ミズノ】爽香守 裏革コンディショナー
- 【ドナイヤ】グラブワックス
- 【ゼット】プロステイタス オールインワンジェル
- 【ジュンケイグラブ】伝統のグリス
- 【ハイゴールド】グラブ保革モイスチャークリーム GURAMOI
- 【ハタケヤマ】レザークリーナー
- 【SSK】グラブメンテナンスセット
- 【アトムズ】ジェルクリーム
- 【ローリングス】バランシング オイル
- 【ローリングス】グリップチャージ オイル
【久保田スラッガー】シュプリームソリッドオイル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 久保田スラッガー |
| モデル名 | シュプリームソリッドオイル |
| タイプ | 固形オイル |
| 内容量 | 40g |
| 主な用途 | − |
「シュプリームソリッドオイル」は、湯もみ型付け(グラブをお湯にくぐらせて揉み、手になじむ形に整える加工)で知られる久保田スラッガーが、2026年版カタログに掲載している固形タイプの保革油です。細かい部分までグラブのお手入れを行いたい選手に向けたメンテナンス用品に位置づけられます。
久保田スラッガーのカタログには「塗りすぎるとベタつきがとれず、重くなります」との注意書きがあり、厚塗りは禁物です。少量ずつ塗り重ねる手間を惜しまず、ベタつきの少ない固形のメンテナンス用品でグラブのお手入れをしたい中高生や草野球プレーヤーにおすすめします。
【ウイルソン】だ液エフェクトII

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ウイルソン |
| モデル名 | だ液エフェクトII |
| タイプ | − |
| 内容量 | 50ml |
| 主な用途 | グラブ・ミットの手入れ |
「だ液エフェクトII」は、メジャーリーガーのグラブも手がけるウイルソンが日本製で展開する、グラブ・ミット用の保革剤です。プレー直前の使用が効果的とされており、試合前のグラブのお手入れを手早く済ませたい選手向けのメンテナンス用品です。
汚れ落としをうたうアイテムではないため、日ごろの汚れはクリーナーで落としておく必要があります。試合や練習の直前に捕球面のグリップを整えたい選手や、オイルを足さずにグラブのお手入れをしたい選手には、ウイルソンの「だ液エフェクトII」をおすすめします。
【ワールドペガサス】グランドペガサスTOP グラブオイル 捕球面用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ワールドペガサス |
| モデル名 | グランドペガサスTOP グラブオイル 捕球面用 |
| タイプ | 半煉りオイル |
| 内容量 | 50ml |
| 主な用途 | 捕球面の保革 |
「グランドペガサスTOP グラブオイル 捕球面用」は、ワールドペガサスが指先用と背面用、捕球面用の3種類をそろえる「グランドペガサスTOP」シリーズのうち、捕球面のグラブのお手入れに特化した日本製のメンテナンス用品です。
部位ごとに分かれたシリーズのため、背面や指先まで同じ考え方で手入れするなら、背面用や指先用との組み合わせが必要です。捕球面の傷みやパサつきが気になる選手や、部位ごとにオイルを使い分けてグラブのお手入れを本格的に行いたい中級者以上に、ワールドペガサスのオイルをおすすめします。
【ミズノ】爽香守 スーパーリキッド

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ミズノ |
| モデル名 | 爽香守 スーパーリキッド |
| タイプ | クリーム(リキッド) |
| 内容量 | 60ml |
| 主な用途 | 保革・香り付け |
「爽香守 スーパーリキッド」は、ミズノが爽やかに香るメンテナンス用品として展開する「爽香守(そうこうしゅ)」シリーズの保革油で、2016年の発売から続くグラブのお手入れの定番品です。スポンジが付属しており、購入した日から保革を始められる手軽さも魅力です。
保革専用のアイテムのため、泥汚れが目立つときはクリーナーで落としてから使うのが基本です。オイルの量を毎回迷ってしまう初心者や、購入直後から毎日のグラブのお手入れまで手軽に保革したい選手には、ミズノの爽香守シリーズの最初の1本としておすすめします。
【ミズノ】爽香守 裏革コンディショナー

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ミズノ |
| モデル名 | 爽香守 裏革コンディショナー |
| タイプ | ジェル |
| 内容量 | 60g |
| 主な用途 | 裏革の保革 |
「爽香守 裏革コンディショナー」は、ミズノの爽香守シリーズから2024年春夏に登場した、グラブ内側の裏革専用の保革油です。手を入れる平裏は表側より手入れが後回しになりやすく、裏革まで含めてグラブのお手入れをしたい選手に向けたメンテナンス用品です。
表革の保革には別のオイルを使う必要がありますが、平裏のひび割れや汗じみが気になる選手には、ミズノの「爽香守 裏革コンディショナー」がおすすめです。汗をかきやすい夏場によく練習する学生のグラブのお手入れにも向いており、表用のメンテナンス用品と組み合わせて使えます。
【ドナイヤ】グラブワックス

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ドナイヤ |
| モデル名 | グラブワックス |
| タイプ | ワックス |
| 内容量 | 120g |
| 主な用途 | 保革・汚れ落とし |
「グラブワックス」は、ヤクルトの山田哲人選手と契約する大阪のグラブメーカー、ドナイヤが展開するグラブ・ミット用のワックスです。グラブを重くせずに保革できるため、グラブの軽さにこだわる選手のお手入れに選ばれているメンテナンス用品です。
120g入りの大容量で、グラブ全体に塗り広げても残量を気にする必要がありません。グラブを重くしたくない選手や、においや色の変化を気にせずグラブのお手入れをしたい選手、明るい色のグラブを使っている選手に、おすすめしたいドナイヤのワックスです。
【ゼット】プロステイタス オールインワンジェル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ゼット |
| モデル名 | プロステイタス オールインワンジェル |
| タイプ | ジェル |
| 内容量 | 200ml |
| 主な用途 | 汚れ落とし・保革 |
「プロステイタス オールインワンジェル」は、ゼットの上位メンテナンスシリーズ「プロステイタス」から登場した、汚れ落としと保革を1本にまとめたジェルタイプのオイルです。日本製の200ml入りのメンテナンス用品で、部活や遠征で毎日グラブのお手入れをする選手でもたっぷり使えます。
オールインワンタイプは手軽な反面、泥汚れがたまったグラブをしっかりきれいにするなら、専用のクリーナーと組み合わせたほうが仕上がりが安定します。汚れ落としと保革を1本で手早く済ませたい学生や、遠征先でもグラブのお手入れを続けたい選手のバッグに入れておきたい、おすすめの1本です。
【ジュンケイグラブ】伝統のグリス

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ジュンケイグラブ |
| モデル名 | 伝統のグリス |
| タイプ | グリス |
| 内容量 | 50ml |
| 主な用途 | 保革 |
「伝統のグリス」は、老舗グラブメーカーのジュンケイグラブが、70周年モデルで採用したグラブグリスをもとに、初代・吉田順計の頃に使われていたグリスを現代に再現したメンテナンス用品です。グラブのお手入れに昔ながらのグリスを使いたい選手に向けて、日本製で作られています。
ジュンケイグラブは、塗る量によっては変色する場合があるとして、目立たない場所で試してから全体に塗るよう案内しています。硬式グラブを長く使い込みたい選手や、オイルやワックスとは違う昔ながらのグリスでグラブのお手入れをしたいこだわり派に、おすすめのグリスです。
【ハイゴールド】グラブ保革モイスチャークリーム GURAMOI

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ハイゴールド |
| モデル名 | グラブ保革モイスチャークリーム GURAMOI |
| タイプ | クリーム |
| 内容量 | − |
| 主な用途 | 保革・保湿 |
「グラブ保革モイスチャークリーム GURAMOI(グラモイ)」は、野球用品メーカーのハイゴールドが展開する日本製の保革クリームです。保革と保湿、保護の3つの効果をうたっており、日ごろのグラブのお手入れに使いやすい100ml入りのメンテナンス用品に仕上がっています。
スポンジや布を用意しなくても塗れるため、練習後のロッカーでもさっと保湿できます。手で直接なじませて手軽にグラブのお手入れをしたい選手や、乾燥しやすい冬場にカサついた革をしっとりさせたい選手には、ハイゴールドの「GURAMOI」をおすすめします。
【ハタケヤマ】レザークリーナー

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ハタケヤマ |
| モデル名 | レザークリーナー |
| タイプ | − |
| 内容量 | 65g |
| 主な用途 | 汚れ落とし |
「レザークリーナー」は、キャッチャーミットで知られるハタケヤマが展開する、天然皮革製のグラブ・ミットの汚れ落とし専用品です。保革油と役割を分けて、グラブのお手入れの最初の工程をしっかり行いたい選手に向けた日本製のメンテナンス用品です。
汚れ落とし専用で保革成分はうたっていないため、使った後は保革油で油分を補う必要があります。長く使って汚れがたまったグラブをきれいにしたい選手や、捕手や一塁手などミットを使う選手は、ハタケヤマの「レザークリーナー」を保革油とセットでそろえ、グラブのお手入れを2段階で行うのがおすすめです。
【SSK】グラブメンテナンスセット

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SSK |
| モデル名 | グラブメンテナンスセット |
| タイプ | ローション+オイルのセット |
| 内容量 | − |
| 主な用途 | 汚れ落とし・保革 |
「グラブメンテナンスセット」は、SSKが初めてグラブのお手入れをする人向けのトライアルキットとして公式通販で扱う、日ごろの手入れに必要なものをまとめたメンテナンス用品です。ボトルと道具がひとまとめになっており、何をそろえれば良いか迷う段階でも、セット1つで手入れを始められます。
ボトルはミニサイズのため、毎日たっぷり使うと早めに使い切ります。初めてグラブのお手入れをする新入部員や、合宿や遠征のバッグに入れておくメンテナンス用品を探している選手、チームの部室に置く共用の手入れ道具を探している指導者におすすめのセットです。
【アトムズ】ジェルクリーム

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | アトムズ |
| モデル名 | ジェルクリーム |
| タイプ | ジェルクリーム |
| 内容量 | 130g |
| 主な用途 | 保湿・保革 |
「ジェルクリーム」は、グラブメーカーのアトムズが展開するグラブ革専用の保湿ジェルクリーム「A-GEL」です。軽さを保ちたい選手のグラブのお手入れに向けて作られたメンテナンス用品で、油分を抑えて水分と保湿成分で潤いを補います。
汗や摩擦で傷みやすい平裏の保湿とひび割れ防止にも使えるため、1本でグラブの表と内側をまとめて手入れできます。グラブの軽さを保ちながらしっとりさせたい選手や、乾燥してカサついた革のしなやかさを取り戻したい選手が、グラブのお手入れ全般で使えるおすすめのジェルクリームです。
【ローリングス】バランシング オイル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ローリングス |
| モデル名 | バランシング オイル |
| タイプ | オイル |
| 内容量 | 100ml |
| 主な用途 | 保革 |
「バランシング オイル」は、MLBのゴールドグラブ賞で知られるローリングスが、メンテナンス用品の新作として公式サイトで紹介している日本製の保革オイルです。型付けを終えたグラブのお手入れで、革の状態を崩さずに整えることを狙っています。
柔らかさを出すことより状態の維持を重視した設計のため、型付け前の硬い新品を早く柔らかくしたい用途には向きません。型付けが済んだお気に入りのグラブを長く保ちたい選手や、型を崩さずにグラブのお手入れで油分だけを補いたい選手にこそ、おすすめしたいメンテナンス用品です。
【ローリングス】グリップチャージ オイル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ローリングス |
| モデル名 | グリップチャージ オイル |
| タイプ | オイル |
| 内容量 | 100ml |
| 主な用途 | 捕球面のグリップ強化 |
「グリップチャージ オイル」は、ローリングスがバランシング オイルと並ぶ新作として公式サイトで紹介している、捕球面のグリップに特化したメンテナンス用品です。グラブのお手入れのなかでも、ボールをつかむ感覚を整える役割を担い、日本で製造されています。
捕球面用に作られたオイルのため、背面のツヤ出しや全体の保革には、バランシング オイルなど別のオイルを使い分けます。捕球面が乾いてボールをはじきやすいと感じる選手や、確実な捕球と素早い握り替えを求める内野手に、グラブのお手入れの仕上げとしておすすめの1本です。
グラブメンテナンス用品を使うときの注意点
グラブメンテナンス用品は、使い方を誤るとグラブを重くしたり、捕球面を滑りやすくしたりします。塗る量や順番、塗る場所、保管の4点を押さえておくことが、グラブのお手入れの効果を長く保つための基本です。
失敗を防ぐために守っておきたいお手入れの注意点は、以下のとおりです。
- オイルは少量を薄く伸ばして塗りすぎない
- 汚れを落としてから保革する
- 捕球面にツヤ出しや滑りやすいものを塗らない
- 濡れたら陰干しし、保管は型を保って風通しの良い場所で
オイルは少量を薄く伸ばして塗りすぎない
オイルやクリームを一度にたくさん塗ると、革が油分を吸いすぎてグラブが重くなり、型崩れやベタつき、カビの原因になります。久保田スラッガーは2026年版カタログで、メンテナンス用品の塗りすぎには十分注意し、グラブのコンディションに合わせて正しく使うよう呼びかけています。
保革油はスポンジや布に少量取って薄く伸ばし、足りなければ重ね塗りするのが基本です。ゼットは保革油の使用頻度を、革に潤いがなくなってきたら週1回程度と案内しており、毎日塗り重ねる必要はありません。メンテナンス用品ごとに目安が違うため、使い方を確認してからグラブのお手入れを始めると失敗を防げます。
汚れを落としてから保革する
汚れの上からオイルを塗ると、泥や手あかを革の中に閉じ込めてしまい、黒ずみやすくなります。グラブのお手入れは、ブラシで縫い目や指のすき間のほこりを払い、クリーナーで汚れを落としてから保革油を塗る順番で進めると、オイルが革にむらなくなじむため効果的です。
オールインワンタイプのメンテナンス用品は、汚れ落としと保革を一度に済ませられる日常の手早いケア向けです。雨の日の練習で泥がこびりついたときや、シーズン終わりにしっかり手入れしたいときは、クリーナーで汚れを落としてから保革油で仕上げると、グラブの状態を整えやすくなります。
捕球面にツヤ出しや滑りやすいものを塗らない
ツヤ出しやUVケア用のメンテナンス用品の中には、捕球面に塗るとボールが滑る可能性があるものも存在するため注意が必要です。ミズノは「ミズノプロ UVプロテクション」の注意書きで受球面ではボールが滑る可能性に触れており、ゼットも「革、命。お手入れセット」の仕上げ用ツヤ出しを背面専用としています。
捕球面には、「捕球面用」や「グリップ用」と明記されたメンテナンス用品を選ぶと、ボールをつかむ感覚を損なわずにグラブのお手入れができるため安心です。背面用と捕球面用のボトルを分けて保管しておけば、急いで手入れする日でも塗り間違いを防げます。
濡れたら陰干しし、保管は型を保って風通しの良い場所で
雨や汗で濡れたグラブは、乾いた布で水分を拭き取り、直射日光やドライヤーを避けて風通しの良い日陰で乾かします。急に熱を加えると革が硬くなる原因になるため、完全に乾いてからグラブのお手入れをすると、メンテナンス用品が革にしっかりなじみ、仕上がりにムラが出にくくなるため効果的です。
保管するときは、ポケットにボールをはさんでグラブホルダーや型ボールで形を保ち、湿気の多い場所やバッグに入れっぱなしの状態を避けます。湿気がこもるとカビの原因になるため、練習後はバッグから出して風を通しておくと、グラブの型と革の状態を長く保てます。
まとめ:自分に合うお手入れ用品で愛用のグラブを長持ちさせよう
この記事では、グラブのお手入れにおすすめのメンテナンス用品と選び方を解説しました。グラブは天然皮革でできた道具のため、汚れ落としと保革を続けることで、型とボールをつかむ感触を長く保てます。
慣れてきたら、捕球面用のグリップオイルや裏革用のコンディショナーを買い足し、部位ごとに手入れを分けていくと、グラブの状態をさらに細かく整えられます。自分に合うメンテナンス用品を手に入れて、愛用のグラブを良い状態で長く使い続けてください。


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