- オールラウンド用グラブはどのブランドを選べばいいかわからない
- 内野手用や外野手用と何が違うのか説明できない
- 硬式と軟式で選び方がどこまで変わるのか知りたい
オールラウンドとは、投手から外野手まで守備位置を固定せずに守るスタイルで、オールラウンド用の野球グラブは内野手用と外野手用の中間サイズに設計されています。
この記事では、オールラウンドにおすすめの野球グラブの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。硬式と軟式の両方を比較検討している方は、ぜひ参考にしてください。
オールラウンドにおすすめの野球グラブの特徴
オールラウンド用グラブとは、投手から外野手まで守備位置を選ばずに使える汎用設計の野球グラブです。受球面は内野手用の28〜29cm前後より一回り大きく、外野手用の31cm以上よりは小さい30cm前後が標準で、ゴロもフライも同じ1本で処理できる寸法に収まっています。
どこでも守れる代わりに、どこかに突出することはありません。この性格があるからこそ、型やサイズ、ウェブの選び方がそのまま実戦での使い勝手を決めます。自分が最も長く立つ守備位置に寄せて選べば、オールラウンド用の野球グラブでも専用型に近い感覚で使えます。
オールラウンド用の野球グラブを選ぶ際に押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- サイズは30cm前後の中間サイズがおすすめ
- ポケットは深すぎない中間の深さがおすすめ
- ウェブは汎用性の高いバスケット系・クロス系がおすすめ
- 型付けしやすい柔らかめのステアレザーがおすすめ
- 硬式・軟式の区分と高校野球の規定を確認する
サイズは30cm前後の中間サイズがおすすめ
グラブのサイズを表すのは、手口から人差し指の先端までのレングスです。内野手用は28〜29cm前後、外野手用は31cm以上が一般的で、オールラウンド用の野球グラブはその中間にあたる30cm前後が基準です。
手が大きい選手や外野に立つ機会が多い選手は30cmより大きめ、俊敏な捕球と持ち替えを重視するなら小さめへ振ると、オールラウンドの守備でも自分の役割に合います。カタログのインチ表記なら11.75インチ前後が目安です。
ポケットは深すぎない中間の深さがおすすめ
ポケットとは、捕球時にボールが収まるくぼみのことです。深いポケットは落下してくるフライを包み込みやすい反面、握り替えのときにボールを探る動作が入り、送球までが一拍遅れます。逆に浅いポケットは持ち替えが速く、内野の素早い送球に向きますが、フライを弾きやすくなります。
オールラウンドではどちらにも振り切らず、中間の深さを基準に選ぶのが実用的です。そのうえで型付けの段階で自分の守備位置寄りに微調整すれば、汎用グラブでも守備範囲を狭めずに済みます。内野に立つ時間が長いならやや浅く、外野が中心ならやや深く仕上げてもらいましょう。
ウェブは汎用性の高いバスケット系・クロス系がおすすめ
ウェブとは、親指と人差し指の間を結ぶ革のパーツで、形状によって捕球面の広さと視界が変わります。網目状のバスケットウェブは面が途切れず、軽い軟式球でも包み込むように捕れるため、オールラウンド用の野球グラブで定番になっています。
投手も守る可能性があるなら、網目の詰まった密なウェブが有利になります。ウェブの隙間から握りが見えると球種を読まれるため、透け方の少ないタイプを選んでおくと守備位置が変わっても困りません。
型付けしやすい柔らかめのステアレザーがおすすめ
複数のポジションを守る以上、早く手になじむかどうかが実用性を左右します。ステアハイド(生後2年以上の去勢された雄牛の革)は繊維が詰まって耐久性が高く、そこへ柔軟加工を施した革なら、張りを保ったまま短期間で手になじむのが強みです。
硬く厚い革は完成したときの剛性と寿命で勝る一方、立ち上がりは確実に遅めです。練習量が限られる社会人プレーヤーには、早く戦力になる柔らかめの革が向いています。
硬式・軟式の区分と高校野球の規定を確認する
軟式用と硬式用の野球グラブは、芯材の硬さと革の厚みが異なります。硬式球の重い衝撃を受け止める硬式用は芯がしっかりしていて革も厚く、軽い軟式球を扱う軟式用は全体に薄く軽い作りです。使用球と規格が合っていないグラブは性能を発揮できないため、オールラウンド用を選ぶ際も対応球種の表示を必ず確認します。
高校野球で使う場合は、革と紐の色に関する規定や学生野球用の表示に適合している必要があります。同じシリーズでもカラーによって使用可否が分かれるため、購入前に販売店へ確認しておくと安心です。
オールラウンドにおすすめの野球グラブ11選
ここではオールラウンドにおすすめの野球グラブを、ブランド別に紹介します。各モデルの特徴・搭載技術・おすすめのユーザー層を解説します。
オールラウンドにおすすめの野球グラブは以下のモデルです。
- 【ローリングス】軟式 HYPER TECH DEEP WELL POCKET [オールラウンド用]
- 【ローリングス】軟式 HYPER TECH R2G [オールラウンド用]
- 【ゼット】軟式グラブ ネオステイタス オールラウンド用
- 【ゼット】硬式グラブ ネオステイタス 内野オールラウンド用
- 【ワールドペガサス】軟式 エディット オールラウンド用
- 【ハイゴールド】軟式 己極 OKG-8105
- 【ミズノ】軟式用 グローバルエリート SELECT【オールラウンド用】
- 【ミズノ】硬式用 グローバルエリート Hselection SIGNA JF【オールラウンド用】
- 【SSK】軟式 プロエッジ アドヴァンスド B TYPE オールラウンド用
- 【久保田スラッガー】軟式 KSN-L7
- 【ザナックス】硬式 トラスト ユーティリティライン オールラウンド用
【ローリングス】軟式 HYPER TECH DEEP WELL POCKET [オールラウンド用]
![【ローリングス】軟式 HYPER TECH DEEP WELL POCKET [オールラウンド用]の製品画像](https://baseball-gear-navi.com/wp-content/uploads/2026/08/4582694511131.jpg)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ローリングス |
| モデル名 | 軟式 HYPER TECH DEEP WELL POCKET [オールラウンド用] |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | 11.75インチ |
| 表革素材 | 天然皮革 |
「軟式 HYPER TECH DEEP WELL POCKET [オールラウンド用]」は、米国発の老舗ローリングスが日本の軟式M号球に合わせて設計したハイパーテックシリーズの入門ラインです。11.75インチという素直な寸法で、はじめて手にする本格的な野球グラブとして選びやすくまとまっています。
深めのポケットはフライ処理で効きますが、持ち替えの速さを最優先する内野専任には物足りません。守備位置がまだ定まっていない中学生や高校の新入部員、草野球を始めたばかりのプレーヤーにおすすめのグラブです。
【ローリングス】軟式 HYPER TECH R2G [オールラウンド用]
![【ローリングス】軟式 HYPER TECH R2G [オールラウンド用]の製品画像](https://baseball-gear-navi.com/wp-content/uploads/2026/08/4582694565455-1.jpg)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ローリングス |
| モデル名 | 軟式 HYPER TECH R2G [オールラウンド用] |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | 11.75インチ |
| 表革素材 | 天然皮革 |
「軟式 HYPER TECH R2G [オールラウンド用]」は、同じハイパーテックの中で「R2G(Ready to Go)」を掲げ、届いたその日から試合に持ち込める状態に仕上げてある即戦力モデルです。
型付けに時間をかけられない社会人プレーヤーや、練習が週末に限られる草野球層には、「HYPER TECH R2G」のようにそのまま実戦投入できるオールラウンド用の野球グラブがおすすめです。
【ゼット】軟式グラブ ネオステイタス オールラウンド用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ゼット |
| モデル名 | 軟式グラブ ネオステイタス オールラウンド用 |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | 6 |
| 表革素材 | ステアレザー |
「軟式グラブ ネオステイタス オールラウンド用」は、国産の老舗ゼットが上位ラインのプロステイタスで培った設計思想を受け継ぎ、軟式の主力に据えているモデルになります。
「ネオステイタス」の軟式オールラウンド用は、ポジションが決まっていない中学生や、1本を長く使い込みたい草野球プレーヤーにおすすめです。背面紐通しとウェッブ部の紐穴補強で紐の傷みにも配慮されており、使用頻度が高い環境でも持ちます。
【ゼット】硬式グラブ ネオステイタス 内野オールラウンド用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ゼット |
| モデル名 | 硬式グラブ ネオステイタス 内野オールラウンド用 |
| 対応球種 | 硬式 |
| サイズ | 4 |
| 表革素材 | ステアレザー |
「硬式グラブ ネオステイタス 内野オールラウンド用」は、内野を主戦場に置きながらどこでも守れる汎用性を持たせた「BPROG450型」の硬式モデルです。守備位置が流動的な選手を想定して、ゼットが硬式ラインに用意した1本といえます。
硬式に上がったばかりで守備位置が固まっていない中学生や高校生、3年間を1本で通したい選手におすすめの硬式オールラウンド用グラブです。
【ワールドペガサス】軟式 エディット オールラウンド用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ワールドペガサス |
| モデル名 | 軟式 エディット オールラウンド用 |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | 9(30〜30.5cm) |
| 表革素材 | 天然皮革(北米ステアハイド) |
「軟式 エディット オールラウンド用」は、上位モデル「グランドペガサスTOP」の基本型を落とし込んだ即戦力ラインです。国内で企画と製造を続けてきたワールドペガサスのノウハウを、扱いやすさ重視の軟式モデルへ反映しています。
上位モデル譲りの基本型を体験したい中級者や、届いてすぐ守備で使えるオールラウンド用の野球グラブを探している方におすすめのモデルです。
【ハイゴールド】軟式 己極 OKG-8105

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ハイゴールド |
| モデル名 | 軟式 己極 OKG-8105 |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | D-4(30.0cm) |
| 表革素材 | TRステアレザー |
「軟式 己極 OKG-8105」は、大阪発のハイゴールドが使いやすさを軸に展開する己極シリーズのオールラウンド用にあたります。D-4のレングス30.0cmという寸法は、内野と外野の中間サイズをそのまま体現した数値です。
はじめて本格的なオールラウンド用グラブに手を伸ばす学生や、内野の左側と外野を兼ねる草野球プレーヤーにおすすめです。「己極 OKG-8105」はフィリピン製で、縫製と仕上げの安定感も持ち味になっています。
【ミズノ】軟式用 グローバルエリート SELECT【オールラウンド用】

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ミズノ |
| モデル名 | 軟式用 グローバルエリート SELECT【オールラウンド用】 |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | 10 |
| 表革素材 | クレストハイド(牛革) |
「軟式用 グローバルエリート SELECT【オールラウンド用】」は、ミズノのフラッグシップである「グローバルエリート」の中で、扱いやすさに軸足を置いたSELECTラインです。
仕上げサービスを使ってオールラウンド用の野球グラブを自分仕様に近づけたい選手におすすめです。「グローバルエリート SELECT」はサイズ10で、標準的な体格の中高生から大人まで幅広く合わせられます。
【ミズノ】硬式用 グローバルエリート Hselection SIGNA JF【オールラウンド用】

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ミズノ |
| モデル名 | 硬式用 グローバルエリート Hselection SIGNA JF【オールラウンド用】 |
| 対応球種 | 硬式 |
| サイズ | 10 |
| 表革素材 | クレストハイド(牛革) |
「硬式用 グローバルエリート Hselection SIGNA JF【オールラウンド用】」は、同じグローバルエリートの硬式ラインで、JFを冠した扱いやすさ重視のモデルです。ミズノが硬式で展開するオールラウンド用の中でも、手とグラブの一体感を前面に出した設計になっています。
硬式デビュー直後で手が小さめの選手や、部活で守備位置が流動的な選手には、「Hselection SIGNA JF」のように手口を調整できるオールラウンド用グラブがおすすめです。
【SSK】軟式 プロエッジ アドヴァンスド B TYPE オールラウンド用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SSK |
| モデル名 | 軟式 プロエッジ アドヴァンスド B TYPE オールラウンド用 |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | 6S |
| 表革素材 | 天然皮革 |
「軟式 プロエッジ アドヴァンスド B TYPE オールラウンド用」は、プロ使用率の高いプロエッジの思想を継ぎながら実用性へ寄せた「プロエッジ アドヴァンスドシリーズ」の1本です。品番はANB150で、SSKの軟式ラインでは中核を担います。
投手と内野を兼任する選手や、チーム事情で毎試合守備位置が変わる選手におすすめのオールラウンド用グラブです。ウェブの選択が投手起用を前提にしている点で、他の汎用モデルとは狙いが違います。
【久保田スラッガー】軟式 KSN-L7

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 久保田スラッガー |
| モデル名 | 軟式 KSN-L7 |
| 対応球種 | 軟式 |
| サイズ | − |
| 表革素材 | 天然皮革(牛革) |
「軟式 KSN-L7」は、型付けの名門として知られる久保田スラッガーの中で、唯一のオールポジション用として長年定番化しているモデルです。投手から外野手までを1本でこなす設計が支持され、ラインナップに残り続けています。
身長170cm以上の体格に恵まれた選手、ソフトボールとの兼用を考えている方、型にこだわる中上級者におすすめのオールラウンド用の野球グラブです。手の小さい選手には大きすぎるため、店頭で手を入れて確かめてから決めると失敗がありません。
【ザナックス】硬式 トラスト ユーティリティライン オールラウンド用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ザナックス |
| モデル名 | 硬式 トラスト ユーティリティライン オールラウンド用 |
| 対応球種 | 硬式 |
| サイズ | 11 |
| 表革素材 | トラストハイスタンダードステアレザー |
「硬式 トラスト ユーティリティライン オールラウンド用」は、ザナックスがプロの要望を形にしてきた最高峰シリーズ「トラスト」の中で、内野手と外野手の双方に対応させたユーティリティ型です。
硬式で1本を長く使い込みたい高校生・大学生・社会人の中上級者におすすめです。「トラスト ユーティリティライン」を高校野球で使う場合は、革と紐の色に関する規定に適合するかどうかを購入前に確認しておくと安心です。
オールラウンド用グラブを使うときの注意点
オールラウンド用の野球グラブを最大限に活かすために、購入後に知っておきたい注意点を解説します。モデル選びとあわせて押さえておくと、オールラウンドの守備で1本を長く戦力にできます。
オールラウンド用グラブを長く使いこなすための注意点は以下の4つです。
- ポジションが固まったら専用型への移行を検討する
- 型付けはポケットを深くしすぎない
- 硬式用と軟式用は兼用しない
- 保管とメンテナンスで型崩れを防ぐ
ポジションが固まったら専用型への移行を検討する
オールラウンド用グラブは入口として優秀ですが、レギュラーとして守備位置が固定された段階では、内野手用・外野手用・投手用の専用型のほうが伸びしろは大きくなるでしょう。ゴロ処理の速さやフライへの届き方といった、専門型が磨き込んできた部分の差が出はじめるためです。
買い替えの目安は、シーズンを通して同じ守備位置に立つようになったときです。オールラウンド用のグラブは手放さず、練習用や予備として残しておくと、ノックや別ポジションを任された試合で活躍してくれます。
型付けはポケットを深くしすぎない
複数ポジションを守る前提では、フライ重視で深く作り込みすぎると内野での持ち替えが遅れます。オールラウンド用の野球グラブは、中間の深さを保ったまま自分の守備位置へわずかに寄せる程度が扱いやすい落としどころです。
湯もみ型付けや手もみ加工を依頼するときは、担当者へどのポジションを多く守るのかを伝えましょう。使用状況を共有すれば、内野寄り・外野寄りのどちらに振るかを職人が判断して仕上げてくれます。
硬式用と軟式用は兼用しない
軟式用グラブで硬式球を捕り続けると、薄い革と柔らかい芯材が衝撃に耐えきれず、ポケットが潰れて寿命が縮みます。反対に硬式用で軟式球を扱うと、厚く硬い革が軽い球をはじき返し、捕球面で止めきれません。
中学から高校へ進んで使用球が変わるタイミングでは、グラブの切り替えが必須です。硬式と軟式で1本を兼用するより、それぞれの規格に合った野球グラブを用意したほうが結果的に長く使えます。
保管とメンテナンスで型崩れを防ぐ
オールラウンド用グラブは登場機会が多く、その分だけ革の消耗も進みます。使用後は土や汚れをブラシで落とし、乾いた布で拭き上げておくと革の状態を保てるでしょう。
保管するときはポケットにボールを挟み、グラブベルトで留めて形を固定しておくと安心です。車内や締め切った物置のような高温多湿の場所に放置すると革が硬化するため、風通しの良い場所を選びましょう。
まとめ:オールラウンド用グラブで守備の幅を広げよう
この記事では、オールラウンドにおすすめの野球グラブとその選び方を解説しました。オールラウンド用グラブは、ポジションが決まっていない人の妥協案ではなく、複数の守備位置をこなせる選手になるための実戦的な選択肢です。
自分のレベルと守備機会に合うオールラウンド用グラブを手に入れて、守れるポジションの幅を広げてください。


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