- RYUのグラブが気になるけれど、型番が多くてどれを選べばいいかわからない
- 投手用のKAN型と103型、内野手用のTIG型とICKL型は何が違うのか整理できない
- そもそもRYUはどこで買えるのか、オーダーはどう頼むのかがわからない
RYUは2017年創業の野球グラブ製作を主力とする日本のアトリエブランドで、プロ野球選手とアマチュア選手の双方に支持される国産グラブブランドです。グラブ職人の河合龍一氏が裁断から仕上げまでの全工程を1人で手掛けており、オランダ産キップレザーのしっとりとした手触りと、型ごとに描き分けられたポケット設計に定評があります。
この記事では、RYUの特徴や独自の設計思想をわかりやすく解説し、現行の野球グローブを全モデル比較します。ポジション別のおすすめモデルも紹介しますので、RYUの野球グローブが気になっている人はぜひチェックしてください。
RYUとは職人1人が全工程を手掛ける野球グローブブランド
RYUの野球グローブは、奈良を拠点とするグラブ職人・河合龍一氏が2017年に立ち上げた工房ブランドの製品です。大手メーカーが分業ラインで数を作るのに対し、RYUでは裁断から縫製、レース通し、仕上げまでを1人の職人が担っています。
大手メーカーとは成り立ちがまるで違うため、RYUの野球グローブは生産数が限られ、欲しい型がいつでも棚にあるとは限りません。ブランドの背景を先に押さえておくと、型選びと入手方法の両方で判断がしやすくなります。
RYUのブランドコンセプト
ブランド名の「RYU」は、創業者である河合龍一氏の名前の「龍」に由来します。掲げられているキャッチコピーは「RYUを纏え。」で、道具を身にまとうという感覚をそのまま言葉にしたものです。
見た目で選んでも実戦で使える、という前提が守られている点は、RYUのグラブを検討するうえで安心材料になります。派手な限定カラーであっても、型そのものの設計は定番と共通しているためです。
RYUの歴史・創業背景
河合氏は高校卒業後、奈良のグラブ製造会社に就職して職人としてのキャリアを始めました。社員として働きながら自分のブランドの構想を10年以上温め、試作を重ねたうえで2017年7月末に販売を開始しています。
創業から一貫して職人1人の体制を守っているため、注目が集まった後も供給量は大きく増えていません。RYUの野球グローブが「見つけたら押さえる」道具として扱われる理由は、職人1人という創業以来の体制にあります。
RYUの特徴・強み
RYUの野球グローブの強みは、裁断から仕上げまでを同じ職人が通しで手掛けることによる仕上がりの均質さです。革の伸びる方向やレースの締め具合といった、工程をまたぐと揃いにくい部分の判断が1人の中で完結します。
プロ選手が契約ではなく自ら購入して使っているとされる点も、RYUの野球グローブの評価を示すエピソードとして語られます。宣伝のための供給ではなく、使いたいから買うという選択が積み重なってきたブランドです。
RYUの取扱店と入手方法
RYUの野球グローブは自社ECを持たないため、購入もオーダーも正規取扱店を通じて行います。ベースマンやスポーツサクライ、タグチスポーツ、ますかスポーツ、オオウエスポーツ、スポーツアクトといった全国の専門店が窓口です。
ただしオーダーは製作期間の目安が約180日と長く、注文後のキャンセルや変更、返品は受け付けられません。新チームや大会に間に合わせたい場合は、余裕を持ってかなり早い段階で正規取扱店に相談する必要があります。
RYUの機能とテクノロジー
RYUの野球グローブが評価される理由は、素材と製法、そして型ごとの設計という3つの方向に分かれています。ここではブランド共通の技術要素を整理します。
RYUの野球グローブに採用されている代表的な機能・テクノロジーは以下の6つです。
- オランダ産ダッチキップレザー
- RYUステアレザー
- 型別のポケットポジション設計
- 芯材とフェルトによる指掛かり設計
- ウェブ形状のバリエーション
- フルオーダーシステム
オランダ産ダッチキップレザー
キップレザーとは生後6か月〜2年ほどの若い牛の革を指し、成牛の革より繊維が細かく、しなやかさと強度を両立しやすい素材です。RYUのオーダーグラブには最高級のオランダ産キップレザーが使われています。
一方でキップ革は新品時に硬さを感じやすく、そのままでは思うように開きません。型付けを経て表情が大きく変わる素材なので、革を育てながら自分の形に近づけたい選手に合います。
RYUステアレザー
ステアレザーは生後3か月以降に去勢された雄牛の革で、繊維が詰まって厚みと張りが出やすい素材です。RYUではミット類の本体にRYUステアレザーを採用しています。
ミットは打球や送球を正面から受け止める道具で、グラブ以上に張りが求められます。RYUステアレザーの厚みは受けたときの安心感につながり、捕球面が押し負けにくくなります。
型別のポケットポジション設計
RYUの野球グローブは、捕る位置を先に決めてから型を起こすという考え方で描き分けられています。同じポジション向けでも、ポケットの場所が違えば別の型として立てられます。
そのため型を選ぶ作業は、ポジションを決めた後に「自分はどこで捕っているか」を確かめる作業になります。捕球点が手のひら寄りなのか指の付け根寄りなのかを把握できていれば、候補は自然と絞れます。
芯材とフェルトによる指掛かり設計
RYUの野球グローブでは、手の動きをグラブへ伝えるために芯材とフェルトの入れ方を型ごとに変えています。素材の良さだけに頼らず、内部構造で反応の速さを作る手法です。
内部構造まで手が入っているグラブは、型付け後に「思ったところで閉じる」感覚が出やすくなります。握り替えのわずかな遅れが失点につながる場面ほど、設計の差がプレーに表れます。
ウェブ形状のバリエーション
ウェブとは親指側と小指側をつなぐ革の部分で、グラブの開き方と剛性を決める要素です。RYUではウェブ形状を型のキャラクターを決める要素として使い分けています。
ウェブは見た目の印象を大きく左右する部分でもありますが、RYUの野球グローブでは動きの方向を作る機能部品として扱われています。型を比べるときは、ウェブの形も判断材料に入れると選びやすくなります。
フルオーダーシステム
RYUのオーダーグラブは正規取扱店経由で申し込む仕組みで、革はすべて最高級オランダ産キップレザーが使われます。本体カラーは8色、ヘリ革とタマハミは18色から選べます。
納期の目安は約180日前後で、繁忙期にはさらに前後します。注文後のキャンセルと変更、返品は受け付けられないため、仕様は取扱店と詰め切ってから申し込むのが前提です。
RYUの全種類の違いを比較
RYUの野球グローブは、投手用と内野手用、外野手用、ミット類という区分ごとに型が用意されています。ここでは現行の全モデルの種類と違いを解説します。
RYUの野球グローブを以下のポジション別に4つのカテゴリーへ分けて比較していきます。
- 投手用グラブ
- 内野手用グラブ
- 外野手用グラブ
- キャッチャーミット/ファーストミット
投手用グラブ
RYUの投手用は、縦型と横型で性格がはっきり分かれます。縦の動きで捕りにいく「RYU-KAN型」と、横に面を作る「RYU-103型」が対をなす構図で、そこにフラッグシップ的な「RYU-D99型」と限定展開中心の「RYU-TU9型」が加わります。まずは比較表で違いを俯瞰し、その後に各型を個別に見ていきます。
| モデル名 | 型 | 球種区分 | ポケット位置 | ウェブ形状 | カラー展開 |
|---|---|---|---|---|---|
| RYU-D99型 | – | 硬式用 | – | – | ブラック/Mブラック/Tブルー |
| RYU-KAN型 | 縦型 | 硬式用(軟式展開あり) | 人差し指下〜グラブ中央 | パンチングツーピースウェブ | ブラック/Mブラック/Cブラウン/Wブラウン/Pオレンジ/キャメル |
| RYU-103型 | 横型 | 硬式軟式兼用 | – | – | ブラック |
| RYU-TU9型 | – | 硬式用/軟式用 | – | – | 限定配色中心(Greige×オレンジ等) |
RYU-D99型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-D99型 |
| ポジション | 投手用 |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | ブラック/Mブラック/Tブルー |
| 設計上の特徴 | 松坂大輔投手の使用で知られるフラッグシップ的な型で、限定カラーの展開が多い |
RYUの名前を全国に広げた投手用のフラッグシップ的な型が「RYU-D99型」です。松坂大輔投手が使用したモデルとして知られ、「平成の怪物」の異名にちなむ型名とされています。
RYUというブランドの象徴的な1型を手にしたい投手に選ばれている型です。限定カラーまで含めて所有欲を満たしたい選手にも向きます。
RYU-KAN型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-KAN型 |
| ポジション | 投手用 |
| 球種区分 | 硬式用(軟式展開あり) |
| カラー展開 | ブラック/Mブラック/Cブラウン/Wブラウン/Pオレンジ/キャメル |
| 設計上の特徴 | 縦型・29cm・パンチングツーピースウェブで人差し指下〜グラブ中央にポケットを配置 |
2023年5月に登場した縦型の投手用が「RYU-KAN型」で、究極のスタンダードを目指して設計された現行の主力モデルです。サイズは29cmと、RYUの投手用としては標準的な大きさに収まります。
縦の動きで捕りにいきたい投手、握り替えの速さを落としたくない投手に合う型です。カラー展開はRYUの投手用で最も豊富な部類に入り、初めてRYUを選ぶ投手の基準になります。
RYU-103型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-103型 |
| ポジション | 投手用 |
| 球種区分 | 硬式軟式兼用 |
| カラー展開 | ブラック |
| 設計上の特徴 | 横型でKAN型と対をなす投手用モデル |
「RYU-KAN型」が圧倒的な縦と評されるのに対し、「RYU-103型」は圧倒的な横と位置づけられる横型の投手用です。指が長めで大きめのシルエットに仕上げられており、縦型が加わったことで横に振り切った性格を遠慮なく出せるようになったと語られています。
横の動きで面を作って捕りたい投手に向く1型です。手が大きく、投手用でも余裕のあるサイズを求める選手にも合います。
RYU-TU9型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-TU9型 |
| ポジション | 投手用 |
| 球種区分 | 硬式用/軟式用 |
| カラー展開 | 限定配色中心(Greige×オレンジ等) |
| 設計上の特徴 | TU9 ORIGINAL/TU9LTD/TU902等、限定リリース中心で展開される型 |
「RYU-TU9型」は、TU9 ORIGINALやTU9LTD、TU902、TU9MLTDといった限定展開を軸に流通している投手用です。定番棚に常時並ぶ型ではなく、限定リリースのタイミングで姿を見せます。
定番型では物足りない投手や、人と被らない1本を狙いたい選手が選ぶ型です。入荷情報を追いかける前提になる点は、あらかじめ織り込んでおく必要があります。
内野手用グラブ
RYUの野球グローブで最も型数が多いのが内野手用です。ポケットの深さと捕球位置の違いで型が細かく描き分けられており、同じ「内野手用」でもショート向きとセカンド向きで別の型が用意されています。比較表でポケットと対応ポジションを見比べたうえで、各型の詳細を確認してください。
| モデル名 | 型 | 球種区分 | ポケット位置 | 対応ポジション | カラー展開 |
|---|---|---|---|---|---|
| RYU-TIG型 | – | 硬式用 | 深め/ウェブ下 | 内野手用(オールラウンド) | ブラック/Mブラック/Cブラウン/Pオレンジ |
| RYU-G5型 | 縦型 | 硬式用(軟式展開あり) | – | 内野手用 | Wブラウン/Tブルー×ブラック/Pオレンジ/ブラック/Cブラウン |
| RYU-G502型 | 縦型 | 硬式用(軟式展開あり) | – | 内野手用 | ブラック×Tブルー/Tブルー×ブラック/ブラック×ゴールド/Mブラック |
| RYU-ICKL型 | – | 硬式用 | 深め設計 | 内野オールポジション | Cブラウン/Pオレンジ |
| RYU-KIC型 | – | 硬式用 | 薬指下オーバル | ショート〜サード | ワインブラウン |
| RYU-STS型 | – | 硬式用 | ウェブ下 | セカンド〜サード | ブラック/チョコブラウン |
| RYU-402型 | – | 硬式用 | – | 内野手用 | バーガンディ |
RYU-TIG型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-TIG型 |
| ポジション | 内野手用 |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | ブラック/Mブラック/Cブラウン/Pオレンジ |
| 設計上の特徴 | クロスウェブとウェブ下の深めポケットで、内野手用の入口となる型 |
内野手用のなかで最も広く流通しているスタンダードな型が「RYU-TIG型」です。深めのポケットを持ち、カラー展開も多いため、RYUの内野手用を検討するときの入口になります。
ポジションを限定せず内野を広く守る選手に合う型です。深めのポケットで確実に収めたい内野手にも扱いやすくなっています。
RYU-G5型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-G5型 |
| ポジション | 内野手用 |
| 球種区分 | 硬式用(軟式展開あり) |
| カラー展開 | Wブラウン/Tブルー×ブラック/Pオレンジ/ブラック/Cブラウン |
| 設計上の特徴 | 縦型で捕球面を立てて捕る動きに合う設計 |
縦型の内野手用として設計された型が「RYU-G5型」です。Wブラウンやブラックのような落ち着いた配色から、Pオレンジ、Tブルー×ブラックのような鮮やかな配色まで幅広く用意されています。
縦の捕り方が身についている内野手に向く型です。ゴロへの入り方が安定していて、面を立てたまま処理したい選手が扱いやすくなります。
RYU-G502型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-G502型 |
| ポジション | 内野手用 |
| 球種区分 | 硬式用(軟式展開あり) |
| カラー展開 | ブラック×Tブルー/Tブルー×ブラック/ブラック×ゴールド/Mブラック |
| 設計上の特徴 | G5型をベースにした選手仕様モデルで、ツートーン配色が中心 |
「RYU-G502型」は、「RYU-G5型」をベースにしたG5型の選手モデルとして展開される型です。ブラック×Tブルーやブラック×ゴールドといったツートーン配色が中心で、プロ選手同仕様として案内されています。
G5型の設計が自分に合うとわかっている内野手が、次の1本として選ぶ型です。配色や仕様で個性を出したい選手にも支持されています。
RYU-ICKL型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-ICKL型 |
| ポジション | 内野オールポジション |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | Cブラウン/Pオレンジ |
| 設計上の特徴 | ICK型より指を5mm長くした深め設計で、高校野球にも対応する天然皮革モデル |
「RYU-ICKL型」は、ICK型をベースに指を5mm長くした深めの内野手用です。内野のオールポジションに対応する設計で、守る場所が固定されていない選手でも使えます。
サードとショート、セカンドを兼任する内野手に向く型です。手が大きめで、標準的な内野手用では指が窮屈になりやすい選手にも合います。
RYU-KIC型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-KIC型 |
| ポジション | 内野手用(ショート〜サード) |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | ワインブラウン |
| 設計上の特徴 | キップ革を採用し、薬指下のオーバルポケットで送球への移行を作りやすい設計 |
ショート〜サードを想定した内野手用が「RYU-KIC型」で、キップ革を採用した型です。カラーはワインブラウンという、他の型ではあまり見られない色で展開されています。
三遊間で速い打球を処理する内野手に向く型です。革をじっくり育てて自分の形に仕上げたい選手ほど、キップ革の変化を楽しめます。
RYU-STS型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-STS型 |
| ポジション | 内野手用(セカンド〜サード) |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | ブラック/チョコブラウン |
| 設計上の特徴 | キップ仕様で指を長めに設計し、ウェブ下にポケットを配置 |
セカンド〜サードを想定した内野手用が「RYU-STS型」で、キップ仕様として展開されます。カラーはブラックとチョコブラウンという、実戦向きの落ち着いた2色構成です。
二遊間で握り替えのスピードを重視する内野手に合う型です。指の長さに余裕がほしい選手にとっても扱いやすい設計になっています。
RYU-402型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-402型 |
| ポジション | 内野手用 |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | バーガンディ |
| 設計上の特徴 | 流通量が限られる型で、他型にない配色で展開される |
「RYU-402型」は、内野手用のなかでは流通量が限られる型で、バーガンディという他の型にあまりない色で展開されます。取扱店でも定番外の型として案内されています。
定番のTIG型やG5型と被らない1本を探している内野手が候補に入れる型です。カラーから入って選びたい選手にも向きます。
外野手用グラブ
RYUの外野手用は「RYU-701型」と「RYU-702型」の2つの型で構成され、限定カラーの展開が多いのが特徴です。素材と仕様の違いが選択の軸になるため、比較表では革と仕様に絞って整理しています。各型の詳細は表の後に続きます。
| モデル名 | 球種区分 | 素材 | 仕様 | カラー展開 |
|---|---|---|---|---|
| RYU-701型 | 硬式用(軟式展開あり) | オランダ産キップレザー(キャメル) | 小指2本入れ対応 | キャメル/Mブラック/Pオレンジ/Cブラウン/ブラック |
| RYU-702型 | 軟式用(702MLTD) | – | 限定配色モデル | Greige×オレンジ/オレンジ×Greige |
RYU-701型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-701型 |
| ポジション | 外野手用 |
| 球種区分 | 硬式用(軟式展開あり) |
| カラー展開 | キャメル/Mブラック/Pオレンジ/Cブラウン/ブラック |
| 設計上の特徴 | オランダ産キップレザー(キャメル)採用・小指2本入れ対応で限定カラー展開が最も多い型 |
RYUの外野手用の中心となる型が「RYU-701型」で、キャメルにはオランダ産キップレザーが採用されています。限定カラーのリリース頻度は全型のなかで最も高く、BLACKPINKやY GREEN×Greigeといった配色が折々に登場してきました。
外野を守る選手が最初に検討する基準型です。定番カラーで長く使うのも、限定カラーで個性を出すのも選べる幅の広さがあります。
RYU-702型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-702型 |
| ポジション | 外野手用 |
| 球種区分 | 軟式用(702MLTD) |
| カラー展開 | Greige×オレンジ/オレンジ×Greige |
| 設計上の特徴 | 701型に続く外野手用で、限定配色モデルとして展開される |
「RYU-702型」は、701型に続く外野手用の型で、702MLTDなど限定モデルとして流通しています。定番棚に常時並ぶ型ではないため、入荷のタイミングが購入の機会になります。
701型が定番すぎると感じる外野手に向く型です。限定配色で他の選手と差をつけたい選手にも選ばれています。
キャッチャーミット/ファーストミット
RYUのミット類は、捕手用の「RYU-202型」と一塁手用の3つの型で構成されています。ミットはグラブと違って打球や送球を正面から受け止める道具のため、革の厚みとヒンジの入れ方という別の設計思想で作られています。比較表でポジションと高校野球対応を確認したうえで、各型の詳細を読み進めてください。
| モデル名 | ポジション | 球種区分 | 型/ポケット | 高校野球対応 | カラー展開 |
|---|---|---|---|---|---|
| RYU-202型(M202型) | キャッチャーミット | 硬式用 | 縦型(小林型似) | – | Mブラック |
| RYU-302型 | ファーストミット | 硬式用 | 捕球面刻印部〜刻印部やや上 | 対応 | ブラック/キャメル |
| RYU-303型 | ファーストミット | 硬式用(軟式展開あり) | – | – | Tブルー/バーガンディ/ブラック |
| RYU-304型 | ファーストミット | 硬式用 | 左投げ用展開あり | – | Pオレンジ |
RYU-202型(M202型)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-202型(M202型) |
| ポジション | キャッチャーミット |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | Mブラック |
| 設計上の特徴 | 縦型(小林型似)でフレーミングの動きを作りやすい設計 |
RYUの硬式キャッチャーミットが「RYU-202型」で、縦型に分類される型です。店舗によってはM202型と表記されるため、探すときは両方の表記で確認してください。
縦型のミットで構えを作りたい捕手に合う型です。高校対応として案内されるモデルもあり、部活動でRYUの捕手用を揃えたい選手も選べます。
RYU-302型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-302型 |
| ポジション | ファーストミット |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | ブラック/キャメル |
| 設計上の特徴 | RYUステアレザーとコルクタンレースを採用し、高校野球にも対応するモデル |
本体にRYUステアレザーを採用した硬式ファーストミットが「RYU-302型」です。コルクタンレースとゴールドラベルを合わせた仕様で高校野球にも対応し、オーダーでも作れない限定のファーストミットという位置づけで案内されています。
ワイドな捕球面で確実に受け止めたい一塁手に向く型です。高校野球で使える硬式ミットを探している選手にとっても有力な候補になります。
RYU-303型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-303型 |
| ポジション | ファーストミット |
| 球種区分 | 硬式用(軟式展開あり) |
| カラー展開 | Tブルー/バーガンディ/ブラック |
| 設計上の特徴 | 302型と並ぶ一塁手用の選択肢で、鮮やかな配色が中心 |
「RYU-303型」は、Tブルーやバーガンディといった鮮やかな配色で展開される硬式ファーストミットです。ブラックも用意されており、色の振れ幅は一塁手用のなかで最も広くなっています。
302型の落ち着いた配色では物足りない一塁手に向く型です。チームカラーに合わせてミットを選びたい選手にも使いやすい構成になっています。
RYU-304型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RYU-304型 |
| ポジション | ファーストミット |
| 球種区分 | 硬式用 |
| カラー展開 | Pオレンジ |
| 設計上の特徴 | 左投げ用の設定がある一塁手用で、限定数での展開が中心 |
一塁手用として展開される「RYU-304型」は、左投げ用の設定が用意されている点が最大の特徴です。一塁手は左投げの選手が多いポジションでありながら、選択肢が限られがちなだけに、貴重な型といえます。
左投げの一塁手が真っ先に検討したい型です。限定数のミットでも狙って手に入れたい選手であれば、追いかける価値があります。
まとめ
この記事では、RYUの野球グローブについてブランドの成り立ちと独自の設計思想を解説し、現行の全モデルをポジション別に比較しました。職人1人が全工程を手掛けるアトリエブランドで、素材とポケット設計、芯材の作り込みに強い個性があります。
既製品は限定数と限定カラーでの流通が中心のため、狙いの型が決まっているならオーダーが確実です。ただし製作期間の目安は約180日と長いので、使いたい時期に間に合うよう早めに動いてください。正規取扱店で実物を触り、型付けの相談まで含めて選ぶのが失敗しない進め方です。RYUの野球グローブ選びの参考になれば嬉しいです。


コメント