【RYU】野球グローブの全種類を比較|ポジション別おすすめモデルはどれ?

  • RYUのグラブが気になるけれど、型番が多くてどれを選べばいいかわからない
  • 投手用のKAN型と103型、内野手用のTIG型とICKL型は何が違うのか整理できない
  • そもそもRYUはどこで買えるのか、オーダーはどう頼むのかがわからない

RYUは2017年創業の野球グラブ製作を主力とする日本のアトリエブランドで、プロ野球選手とアマチュア選手の双方に支持される国産グラブブランドです。グラブ職人の河合龍一氏が裁断から仕上げまでの全工程を1人で手掛けており、オランダ産キップレザーのしっとりとした手触りと、型ごとに描き分けられたポケット設計に定評があります。

野球グローブは自分のポジションや捕り方に合わない型を選んでしまうと、捕球の安定感や送球へ移るまでの速さにも影響します。プレーの精度を高めるためにも、野球グローブは各モデルの設計や素材の違いを理解して選ぶことが大切でしょう。

この記事では、RYUの特徴や独自の設計思想をわかりやすく解説し、現行の野球グローブを全モデル比較します。ポジション別のおすすめモデルも紹介しますので、RYUの野球グローブが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

RYUとは職人1人が全工程を手掛ける野球グローブブランド

RYUの野球グローブは、奈良を拠点とするグラブ職人・河合龍一氏が2017年に立ち上げた工房ブランドの製品です。大手メーカーが分業ラインで数を作るのに対し、RYUでは裁断から縫製、レース通し、仕上げまでを1人の職人が担っています。

販売が始まったのは2017年7月末で、翌年に松坂大輔投手が中日移籍後の登板で使用したことをきっかけに、野球グローブのブランドとしての知名度が一気に広がりました。現在も自社のECサイトは持たず、SNSでの発信と全国の正規取扱店を軸に流通しています。

大手メーカーとは成り立ちがまるで違うため、RYUの野球グローブは生産数が限られ、欲しい型がいつでも棚にあるとは限りません。ブランドの背景を先に押さえておくと、型選びと入手方法の両方で判断がしやすくなります。

RYUのブランドコンセプト

ブランド名の「RYU」は、創業者である河合龍一氏の名前の「龍」に由来します。掲げられているキャッチコピーは「RYUを纏え。」で、道具を身にまとうという感覚をそのまま言葉にしたものです。

ロゴやラベルには龍のモチーフが落とし込まれ、ブラックやMブラック、Cブラウンといった落ち着いた色から、Pオレンジやバーガンディのような鮮やかな色まで幅広く用意されています。カラーで遊びながらも、捕球性能を犠牲にしない範囲で意匠をまとめる姿勢がラインナップ全体に貫かれています

見た目で選んでも実戦で使える、という前提が守られている点は、RYUのグラブを検討するうえで安心材料になります。派手な限定カラーであっても、型そのものの設計は定番と共通しているためです。

RYUの歴史・創業背景

河合氏は高校卒業後、奈良のグラブ製造会社に就職して職人としてのキャリアを始めました。社員として働きながら自分のブランドの構想を10年以上温め、試作を重ねたうえで2017年7月末に販売を開始しています。

転機になったのは2018年4月5日、中日移籍後の初登板となった巨人戦で松坂大輔投手がRYUのグラブを使ったことでした。販売開始からSNSの口コミでじわじわ広がっていた認知が一気に跳ね上がり、わずか1年でオーダーグラブが約半年待ちという状況になります

創業から一貫して職人1人の体制を守っているため、注目が集まった後も供給量は大きく増えていません。RYUの野球グローブが「見つけたら押さえる」道具として扱われる理由は、職人1人という創業以来の体制にあります。

RYUの特徴・強み

RYUの野球グローブの強みは、裁断から仕上げまでを同じ職人が通しで手掛けることによる仕上がりの均質さです。革の伸びる方向やレースの締め具合といった、工程をまたぐと揃いにくい部分の判断が1人の中で完結します

生産数が限られる分、既製品は限定数と限定カラーで出ることが多く、店頭に並んでもすぐに完売します。希少性の高さは入手のハードルでもありますが、同じ型を使う選手と現場で並びにくいという実利にもつながります

プロ選手が契約ではなく自ら購入して使っているとされる点も、RYUの野球グローブの評価を示すエピソードとして語られます。宣伝のための供給ではなく、使いたいから買うという選択が積み重なってきたブランドです

RYUの取扱店と入手方法

RYUの野球グローブは自社ECを持たないため、購入もオーダーも正規取扱店を通じて行います。ベースマンやスポーツサクライ、タグチスポーツ、ますかスポーツ、オオウエスポーツ、スポーツアクトといった全国の専門店が窓口です。

既製品は限定数での入荷が中心で、人気の型やカラーは入荷告知から短時間で売り切れます。狙いの型とカラーが決まっているなら、入荷を追いかけるよりオーダーで作ってもらうほうが確実です

ただしオーダーは製作期間の目安が約180日と長く、注文後のキャンセルや変更、返品は受け付けられません。新チームや大会に間に合わせたい場合は、余裕を持ってかなり早い段階で正規取扱店に相談する必要があります。

RYUの機能とテクノロジー

RYUの野球グローブが評価される理由は、素材と製法、そして型ごとの設計という3つの方向に分かれています。ここではブランド共通の技術要素を整理します。

型番ごとの違いを読み解くうえで、ポケットをどこに作るかという発想と、芯材やフェルトで手の動きを伝える手法は必ず押さえておきたい部分です。素材の性格を知っておくと、新品時の硬さや型付け後の変化も予測しやすくなります

RYUの野球グローブに採用されている代表的な機能・テクノロジーは以下の6つです。

  • オランダ産ダッチキップレザー
  • RYUステアレザー
  • 型別のポケットポジション設計
  • 芯材とフェルトによる指掛かり設計
  • ウェブ形状のバリエーション
  • フルオーダーシステム

オランダ産ダッチキップレザー

キップレザーとは生後6か月〜2年ほどの若い牛の革を指し、成牛の革より繊維が細かく、しなやかさと強度を両立しやすい素材です。RYUのオーダーグラブには最高級のオランダ産キップレザーが使われています。

オランダ産キップレザーの持ち味は、しっとりと吸い付くような手触りと、使い込んでも腰が抜けにくい耐久性です。既製品でも「RYU-701型」のキャメルなどにキップレザーが採用されており、オーダーでなくても質感を確かめられます

一方でキップ革は新品時に硬さを感じやすく、そのままでは思うように開きません。型付けを経て表情が大きく変わる素材なので、革を育てながら自分の形に近づけたい選手に合います。

RYUステアレザー

ステアレザーは生後3か月以降に去勢された雄牛の革で、繊維が詰まって厚みと張りが出やすい素材です。RYUではミット類の本体にRYUステアレザーを採用しています。

「RYU-302型」のファーストミットでは、RYUステアレザーの本体にコルクタンレースを合わせ、ラベルにはゴールドを配しています。ステッチは本体と同色でまとめられ、素材の性格をそのまま見せる作りです。

ミットは打球や送球を正面から受け止める道具で、グラブ以上に張りが求められます。RYUステアレザーの厚みは受けたときの安心感につながり、捕球面が押し負けにくくなります

型別のポケットポジション設計

RYUの野球グローブは、捕る位置を先に決めてから型を起こすという考え方で描き分けられています。同じポジション向けでも、ポケットの場所が違えば別の型として立てられます。

「RYU-KAN型」は人差し指下〜グラブ中央、「RYU-KIC型」は薬指下のオーバルポケット、「RYU-TIG型」と「RYU-STS型」はウェブ下、「RYU-302型」は捕球面刻印部からやや上という具合に、位置が明確に指定されています。ポケットが浅いか深いかという大づかみな説明では終わらせず、指のどこで受けるかまで踏み込んで設計されています

そのため型を選ぶ作業は、ポジションを決めた後に「自分はどこで捕っているか」を確かめる作業になります。捕球点が手のひら寄りなのか指の付け根寄りなのかを把握できていれば、候補は自然と絞れます

芯材とフェルトによる指掛かり設計

RYUの野球グローブでは、手の動きをグラブへ伝えるために芯材とフェルトの入れ方を型ごとに変えています。素材の良さだけに頼らず、内部構造で反応の速さを作る手法です。

「RYU-KAN型」では親指フェルトを従来より長く湾曲させ、組み上がったときの親指の動きを鋭くしたうえで、長めのポリ芯で打球への強さを確保しています。裏指の中指と薬指を小指側へ寄せる設計も特徴で、5本入れの繊細な指の動きを保ちながら、2本入れに近い安心感のある捕球を生み出します。「RYU-302型」でも親指のポリ芯を長くし、ヒンジを手前に2本追加して捕球面の広さを保つ工夫が入っています。

内部構造まで手が入っているグラブは、型付け後に「思ったところで閉じる」感覚が出やすくなります。握り替えのわずかな遅れが失点につながる場面ほど、設計の差がプレーに表れます。

ウェブ形状のバリエーション

ウェブとは親指側と小指側をつなぐ革の部分で、グラブの開き方と剛性を決める要素です。RYUではウェブ形状を型のキャラクターを決める要素として使い分けています。

「RYU-KAN型」に採用されたパンチングツーピースウェブは、グラブの縦の動きを高める狙いで選ばれた形状です。対して「RYU-TIG型」のクロスウェブは、捕球からそのまま握り込む動作を邪魔しにくく、内野手の速い処理と相性が良いつくりになっています

ウェブは見た目の印象を大きく左右する部分でもありますが、RYUの野球グローブでは動きの方向を作る機能部品として扱われています。型を比べるときは、ウェブの形も判断材料に入れると選びやすくなります

フルオーダーシステム

RYUのオーダーグラブは正規取扱店経由で申し込む仕組みで、革はすべて最高級オランダ産キップレザーが使われます。本体カラーは8色、ヘリ革とタマハミは18色から選べます

ウェブ内のカラー変更は追加料金なしで対応でき、内野手用でも指当てを中指の位置へ変更できます。一方で中指へのロゴ刺繍は不可、指のサイズアップも不可で、親指刺繍はカタログ掲載位置に固定されるという制約があります

納期の目安は約180日前後で、繁忙期にはさらに前後します。注文後のキャンセルと変更、返品は受け付けられないため、仕様は取扱店と詰め切ってから申し込むのが前提です

RYUの全種類の違いを比較

RYUの野球グローブは、投手用と内野手用、外野手用、ミット類という区分ごとに型が用意されています。ここでは現行の全モデルの種類と違いを解説します。

グループごとに比較表を置き、その後に各型の詳細を続けます。ポジションで候補を絞ったうえで、ポケットの位置と革の違いを見比べてください。

RYUの野球グローブを以下のポジション別に4つのカテゴリーへ分けて比較していきます。

  • 投手用グラブ
  • 内野手用グラブ
  • 外野手用グラブ
  • キャッチャーミット/ファーストミット

投手用グラブ

RYUの投手用は、縦型と横型で性格がはっきり分かれます。縦の動きで捕りにいく「RYU-KAN型」と、横に面を作る「RYU-103型」が対をなす構図で、そこにフラッグシップ的な「RYU-D99型」と限定展開中心の「RYU-TU9型」が加わります。まずは比較表で違いを俯瞰し、その後に各型を個別に見ていきます。

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モデル名 球種区分 ポケット位置 ウェブ形状 カラー展開
RYU-D99型 硬式用 ブラック/Mブラック/Tブルー
RYU-KAN型 縦型 硬式用(軟式展開あり) 人差し指下〜グラブ中央 パンチングツーピースウェブ ブラック/Mブラック/Cブラウン/Wブラウン/Pオレンジ/キャメル
RYU-103型 横型 硬式軟式兼用 ブラック
RYU-TU9型 硬式用/軟式用 限定配色中心(Greige×オレンジ等)

RYU-D99型

RYU-D99型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-D99型
ポジション 投手用
球種区分 硬式用
カラー展開 ブラック/Mブラック/Tブルー
設計上の特徴 松坂大輔投手の使用で知られるフラッグシップ的な型で、限定カラーの展開が多い

RYUの名前を全国に広げた投手用のフラッグシップ的な型が「RYU-D99型」です。松坂大輔投手が使用したモデルとして知られ、「平成の怪物」の異名にちなむ型名とされています。

正規取扱店では縦型で深いポケットを持つ投手用として案内されており、硬式用としてブラックやMブラック、Tブルーを軸に展開されています。D99H型といった派生や限定カラーのリリースも続いており、「RYU-TU902型」のようにD99型の系譜を継ぐ新しいバックスタイルの型も生まれています。

RYUというブランドの象徴的な1型を手にしたい投手に選ばれている型です。限定カラーまで含めて所有欲を満たしたい選手にも向きます。

RYU-KAN型

RYU-KAN型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-KAN型
ポジション 投手用
球種区分 硬式用(軟式展開あり)
カラー展開 ブラック/Mブラック/Cブラウン/Wブラウン/Pオレンジ/キャメル
設計上の特徴 縦型・29cm・パンチングツーピースウェブで人差し指下〜グラブ中央にポケットを配置

2023年5月に登場した縦型の投手用が「RYU-KAN型」で、究極のスタンダードを目指して設計された現行の主力モデルです。サイズは29cmと、RYUの投手用としては標準的な大きさに収まります。

パンチングツーピースウェブでグラブの縦の動きを高め、ポケットは人差し指下からグラブ中央に置かれています。親指フェルトを従来より長く湾曲させて親指の反応を鋭くし、裏指の中指と薬指を小指側へ寄せることで、5本入れの繊細さと2本入れの安心感を同居させました。深みのあるポケットは、投球後のフィールディングでも踏ん張りが効きます

縦の動きで捕りにいきたい投手、握り替えの速さを落としたくない投手に合う型です。カラー展開はRYUの投手用で最も豊富な部類に入り、初めてRYUを選ぶ投手の基準になります

RYU-103型

RYU-103型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-103型
ポジション 投手用
球種区分 硬式軟式兼用
カラー展開 ブラック
設計上の特徴 横型でKAN型と対をなす投手用モデル

「RYU-KAN型」が圧倒的な縦と評されるのに対し、「RYU-103型」は圧倒的な横と位置づけられる横型の投手用です。指が長めで大きめのシルエットに仕上げられており、縦型が加わったことで横に振り切った性格を遠慮なく出せるようになったと語られています。

硬式軟式兼用として展開され、カラーはブラックのみというシンプルな構成です。兼用モデルのため、軟式で使いながらRYUの型を試したいという選び方もできます

横の動きで面を作って捕りたい投手に向く1型です。手が大きく、投手用でも余裕のあるサイズを求める選手にも合います。

RYU-TU9型

RYU-TU9型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-TU9型
ポジション 投手用
球種区分 硬式用/軟式用
カラー展開 限定配色中心(Greige×オレンジ等)
設計上の特徴 TU9 ORIGINAL/TU9LTD/TU902等、限定リリース中心で展開される型

「RYU-TU9型」は、TU9 ORIGINALやTU9LTD、TU902、TU9MLTDといった限定展開を軸に流通している投手用です。定番棚に常時並ぶ型ではなく、限定リリースのタイミングで姿を見せます。

硬式用と軟式用の双方で限定モデルが確認でき、Greige×ORANGEのように他の型では見かけない配色が組まれるのも特徴です。設計仕様に関する公表情報は限られているため、購入前には取扱店で実物を確かめておくと確実でしょう

定番型では物足りない投手や、人と被らない1本を狙いたい選手が選ぶ型です。入荷情報を追いかける前提になる点は、あらかじめ織り込んでおく必要があります

内野手用グラブ

RYUの野球グローブで最も型数が多いのが内野手用です。ポケットの深さと捕球位置の違いで型が細かく描き分けられており、同じ「内野手用」でもショート向きとセカンド向きで別の型が用意されています。比較表でポケットと対応ポジションを見比べたうえで、各型の詳細を確認してください。

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モデル名 球種区分 ポケット位置 対応ポジション カラー展開
RYU-TIG型 硬式用 深め/ウェブ下 内野手用(オールラウンド) ブラック/Mブラック/Cブラウン/Pオレンジ
RYU-G5型 縦型 硬式用(軟式展開あり) 内野手用 Wブラウン/Tブルー×ブラック/Pオレンジ/ブラック/Cブラウン
RYU-G502型 縦型 硬式用(軟式展開あり) 内野手用 ブラック×Tブルー/Tブルー×ブラック/ブラック×ゴールド/Mブラック
RYU-ICKL型 硬式用 深め設計 内野オールポジション Cブラウン/Pオレンジ
RYU-KIC型 硬式用 薬指下オーバル ショート〜サード ワインブラウン
RYU-STS型 硬式用 ウェブ下 セカンド〜サード ブラック/チョコブラウン
RYU-402型 硬式用 内野手用 バーガンディ

RYU-TIG型

RYU-TIG型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-TIG型
ポジション 内野手用
球種区分 硬式用
カラー展開 ブラック/Mブラック/Cブラウン/Pオレンジ
設計上の特徴 クロスウェブとウェブ下の深めポケットで、内野手用の入口となる型

内野手用のなかで最も広く流通しているスタンダードな型が「RYU-TIG型」です。深めのポケットを持ち、カラー展開も多いため、RYUの内野手用を検討するときの入口になります

クロスウェブとウェブ下のポケット設計により、捕った勢いのまま握り込む動きを邪魔しません。ゴロを正面で処理してから送球へ移る一連の流れが、途中で引っかからずにつながります

ポジションを限定せず内野を広く守る選手に合う型です。深めのポケットで確実に収めたい内野手にも扱いやすくなっています。

RYU-G5型

RYU-G5型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-G5型
ポジション 内野手用
球種区分 硬式用(軟式展開あり)
カラー展開 Wブラウン/Tブルー×ブラック/Pオレンジ/ブラック/Cブラウン
設計上の特徴 縦型で捕球面を立てて捕る動きに合う設計

縦型の内野手用として設計された型が「RYU-G5型」です。Wブラウンやブラックのような落ち着いた配色から、Pオレンジ、Tブルー×ブラックのような鮮やかな配色まで幅広く用意されています。

縦型ならではの、捕球面を立てて上から被せるような動きに合う設計で、心地よいフィット感と深めのポケットが持ち味です。高校野球対応として展開されるモデルもあり、部活動での使用も想定されています。

縦の捕り方が身についている内野手に向く型です。ゴロへの入り方が安定していて、面を立てたまま処理したい選手が扱いやすくなります。

RYU-G502型

RYU-G502型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-G502型
ポジション 内野手用
球種区分 硬式用(軟式展開あり)
カラー展開 ブラック×Tブルー/Tブルー×ブラック/ブラック×ゴールド/Mブラック
設計上の特徴 G5型をベースにした選手仕様モデルで、ツートーン配色が中心

「RYU-G502型」は、「RYU-G5型」をベースにしたG5型の選手モデルとして展開される型です。ブラック×Tブルーやブラック×ゴールドといったツートーン配色が中心で、プロ選手同仕様として案内されています。

G5型と同じ縦型の系譜にありながら、選手モデルらしい仕様の調整が入っています。具体的な差分は公表情報が限られているため、G5型と迷ったときは取扱店で両方を手にはめて比べるのが確実です

G5型の設計が自分に合うとわかっている内野手が、次の1本として選ぶ型です。配色や仕様で個性を出したい選手にも支持されています。

RYU-ICKL型

RYU-ICKL型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-ICKL型
ポジション 内野オールポジション
球種区分 硬式用
カラー展開 Cブラウン/Pオレンジ
設計上の特徴 ICK型より指を5mm長くした深め設計で、高校野球にも対応する天然皮革モデル

「RYU-ICKL型」は、ICK型をベースに指を5mm長くした深めの内野手用です。内野のオールポジションに対応する設計で、守る場所が固定されていない選手でも使えます

捕球してから送球に移るまでの流れを支える設計思想が明示されている型で、素材には天然皮革を使用し、高校野球にも対応しています。指の長さに余裕がある分、深いポケットでもボールが手の中で落ち着きます

サードとショート、セカンドを兼任する内野手に向く型です。手が大きめで、標準的な内野手用では指が窮屈になりやすい選手にも合います。

RYU-KIC型

RYU-KIC型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-KIC型
ポジション 内野手用(ショート〜サード)
球種区分 硬式用
カラー展開 ワインブラウン
設計上の特徴 キップ革を採用し、薬指下のオーバルポケットで送球への移行を作りやすい設計

ショート〜サードを想定した内野手用が「RYU-KIC型」で、キップ革を採用した型です。カラーはワインブラウンという、他の型ではあまり見られない色で展開されています。

最大の特徴は薬指下に配置されたオーバルポケットで、捕球点を薬指側へ寄せることで送球に移る動きを作りやすくしています。ただしキップ革のため新品時は硬さを感じやすく、型付けを終えるまでは本来の性格が出てきません。革の変化が大きい分、仕上がりまでには手間がかかります

三遊間で速い打球を処理する内野手に向く型です。革をじっくり育てて自分の形に仕上げたい選手ほど、キップ革の変化を楽しめます

RYU-STS型

RYU-STS型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-STS型
ポジション 内野手用(セカンド〜サード)
球種区分 硬式用
カラー展開 ブラック/チョコブラウン
設計上の特徴 キップ仕様で指を長めに設計し、ウェブ下にポケットを配置

セカンド〜サードを想定した内野手用が「RYU-STS型」で、キップ仕様として展開されます。カラーはブラックとチョコブラウンという、実戦向きの落ち着いた2色構成です。

指を長めに設計し、ウェブ下にポケットを置くことで確実な捕球を支えます。ウェブ下で受ける型は捕球点が浅くなりやすく、握り替えの一手が短くなるのが利点です

二遊間で握り替えのスピードを重視する内野手に合う型です。指の長さに余裕がほしい選手にとっても扱いやすい設計になっています。

RYU-402型

RYU-402型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-402型
ポジション 内野手用
球種区分 硬式用
カラー展開 バーガンディ
設計上の特徴 流通量が限られる型で、他型にない配色で展開される

「RYU-402型」は、内野手用のなかでは流通量が限られる型で、バーガンディという他の型にあまりない色で展開されます。取扱店でも定番外の型として案内されています。

400番台として展開される内野手用で、公表されている設計情報は多くありません。中学生対応として案内される個体もあり、サイズ感を含めて実物を確認してから決めたい型です

定番のTIG型やG5型と被らない1本を探している内野手が候補に入れる型です。カラーから入って選びたい選手にも向きます。

外野手用グラブ

RYUの外野手用は「RYU-701型」と「RYU-702型」の2つの型で構成され、限定カラーの展開が多いのが特徴です。素材と仕様の違いが選択の軸になるため、比較表では革と仕様に絞って整理しています。各型の詳細は表の後に続きます。

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モデル名 球種区分 素材 仕様 カラー展開
RYU-701型 硬式用(軟式展開あり) オランダ産キップレザー(キャメル) 小指2本入れ対応 キャメル/Mブラック/Pオレンジ/Cブラウン/ブラック
RYU-702型 軟式用(702MLTD) 限定配色モデル Greige×オレンジ/オレンジ×Greige

RYU-701型

RYU-701型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-701型
ポジション 外野手用
球種区分 硬式用(軟式展開あり)
カラー展開 キャメル/Mブラック/Pオレンジ/Cブラウン/ブラック
設計上の特徴 オランダ産キップレザー(キャメル)採用・小指2本入れ対応で限定カラー展開が最も多い型

RYUの外野手用の中心となる型が「RYU-701型」で、キャメルにはオランダ産キップレザーが採用されています。限定カラーのリリース頻度は全型のなかで最も高く、BLACKPINKやY GREEN×Greigeといった配色が折々に登場してきました。

小指2本入れに対応する仕様が用意され、開きやすく掴みやすいという外野手用に求められる操作性を確保しています。硬式用に加えて軟式用の展開もあり、高校野球対応として案内されるモデルもあります。

外野を守る選手が最初に検討する基準型です。定番カラーで長く使うのも、限定カラーで個性を出すのも選べる幅の広さがあります

RYU-702型

RYU-702型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-702型
ポジション 外野手用
球種区分 軟式用(702MLTD)
カラー展開 Greige×オレンジ/オレンジ×Greige
設計上の特徴 701型に続く外野手用で、限定配色モデルとして展開される

「RYU-702型」は、701型に続く外野手用の型で、702MLTDなど限定モデルとして流通しています。定番棚に常時並ぶ型ではないため、入荷のタイミングが購入の機会になります。

Greige×ORANGEやORANGE×Greigeといった、外野手用では珍しい限定配色で組まれるのが特徴です。701型との具体的な仕様差は公表情報が限られており、外観だけで判断せず取扱店に確認しておくと安心でしょう

701型が定番すぎると感じる外野手に向く型です。限定配色で他の選手と差をつけたい選手にも選ばれています。

キャッチャーミット/ファーストミット

RYUのミット類は、捕手用の「RYU-202型」と一塁手用の3つの型で構成されています。ミットはグラブと違って打球や送球を正面から受け止める道具のため、革の厚みとヒンジの入れ方という別の設計思想で作られています。比較表でポジションと高校野球対応を確認したうえで、各型の詳細を読み進めてください。

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モデル名 ポジション 球種区分 型/ポケット 高校野球対応 カラー展開
RYU-202型(M202型) キャッチャーミット 硬式用 縦型(小林型似) Mブラック
RYU-302型 ファーストミット 硬式用 捕球面刻印部〜刻印部やや上 対応 ブラック/キャメル
RYU-303型 ファーストミット 硬式用(軟式展開あり) Tブルー/バーガンディ/ブラック
RYU-304型 ファーストミット 硬式用 左投げ用展開あり Pオレンジ

RYU-202型(M202型)

RYU-202型(M202型)の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-202型(M202型)
ポジション キャッチャーミット
球種区分 硬式用
カラー展開 Mブラック
設計上の特徴 縦型(小林型似)でフレーミングの動きを作りやすい設計

RYUの硬式キャッチャーミットが「RYU-202型」で、縦型に分類される型です。店舗によってはM202型と表記されるため、探すときは両方の表記で確認してください。

縦型のミットは捕球面を立てて構えやすく、低めのボールをすくい上げるフレーミングの動きを作りやすいのが持ち味です。スタンダードな大きさとしっかりした深さを備え、カラーはMブラックという実戦向きの落ち着いた仕上がりで展開されています。

縦型のミットで構えを作りたい捕手に合う型です。高校対応として案内されるモデルもあり、部活動でRYUの捕手用を揃えたい選手も選べます。

RYU-302型

RYU-302型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-302型
ポジション ファーストミット
球種区分 硬式用
カラー展開 ブラック/キャメル
設計上の特徴 RYUステアレザーとコルクタンレースを採用し、高校野球にも対応するモデル

本体にRYUステアレザーを採用した硬式ファーストミットが「RYU-302型」です。コルクタンレースとゴールドラベルを合わせた仕様で高校野球にも対応し、オーダーでも作れない限定のファーストミットという位置づけで案内されています

ポケットは捕球面刻印部から刻印部のやや上に設計され、ワイドな捕球面とフレキシブルな動きを両立させています。ヒンジを手前に2本追加配置することで捕球面の広さを保ち、親指のポリ芯を長くして打球への耐性を高めた構造です。展開は右投げ用のみで、グラブ袋は付属しません

ワイドな捕球面で確実に受け止めたい一塁手に向く型です。高校野球で使える硬式ミットを探している選手にとっても有力な候補になります。

RYU-303型

RYU-303型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-303型
ポジション ファーストミット
球種区分 硬式用(軟式展開あり)
カラー展開 Tブルー/バーガンディ/ブラック
設計上の特徴 302型と並ぶ一塁手用の選択肢で、鮮やかな配色が中心

「RYU-303型」は、Tブルーやバーガンディといった鮮やかな配色で展開される硬式ファーストミットです。ブラックも用意されており、色の振れ幅は一塁手用のなかで最も広くなっています。

302型と並ぶ一塁手用の選択肢として位置づけられ、軟式での展開も確認できます。サイズなどの数値スペックは取扱店の商品ページで確認できないため、購入前に実寸を問い合わせておくと確実です

302型の落ち着いた配色では物足りない一塁手に向く型です。チームカラーに合わせてミットを選びたい選手にも使いやすい構成になっています。

RYU-304型

RYU-304型の製品画像

項目 内容
モデル名 RYU-304型
ポジション ファーストミット
球種区分 硬式用
カラー展開 Pオレンジ
設計上の特徴 左投げ用の設定がある一塁手用で、限定数での展開が中心

一塁手用として展開される「RYU-304型」は、左投げ用の設定が用意されている点が最大の特徴です。一塁手は左投げの選手が多いポジションでありながら、選択肢が限られがちなだけに、貴重な型といえます。

カラーはPオレンジなど限定数での展開が中心で、常時流通しているわけではありません。見つけたタイミングがそのまま購入の機会になるため、取扱店の入荷情報をこまめに追う必要があります

左投げの一塁手が真っ先に検討したい型です。限定数のミットでも狙って手に入れたい選手であれば、追いかける価値があります。

まとめ

この記事では、RYUの野球グローブについてブランドの成り立ちと独自の設計思想を解説し、現行の全モデルをポジション別に比較しました。職人1人が全工程を手掛けるアトリエブランドで、素材とポケット設計、芯材の作り込みに強い個性があります

型を選ぶときは、ポジションで候補を絞ったうえで「ポケットをどこに作りたいか」で決めるのが最短ルートです。投手用なら縦のKAN型か横の103型か、内野手用なら深めのTIG型やICKL型か薬指下のKIC型か、という具合に捕球点から逆引きすると迷いが減ります。

既製品は限定数と限定カラーでの流通が中心のため、狙いの型が決まっているならオーダーが確実です。ただし製作期間の目安は約180日と長いので、使いたい時期に間に合うよう早めに動いてください。正規取扱店で実物を触り、型付けの相談まで含めて選ぶのが失敗しない進め方です。RYUの野球グローブ選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころから野球に親しみ、これまでグローブやバットなど複数ブランドの用品を実際に購入して使い比べてきました。各モデルの機能や素材、選び方の違いを実購入者の目線でわかりやすく整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『野球ナビ』を運営しています。

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