- ジームスのグローブは型が多くて、どれを選べばいいかわからない
- SB型やGG型といった品番のアルファベットが何を表すのか知りたい
- 内野手の自分に合うジームスのグローブはどれ?
「ジームス」は1999年に誕生した野球グローブ専門の国産ブランドで、株式会社ニシオカベースボール企画が展開しています。国産グローブ発祥の地とされる奈良県の工房で職人が一貫して仕上げる完全国内生産と、プロ野球仕込みの湯もみ型付けに定評があります。
この記事では、ジームスの特徴や独自構造をわかりやすく解説し、現行の野球グローブを全型比較します。ポジション別のおすすめモデルも紹介しますので、ジームスのグローブが気になっている方はぜひチェックしてください。
ジームスとは職人の手仕事にこだわった国産野球グローブブランド
ジームスは、株式会社ニシオカベースボール企画が1999年に立ち上げた野球グローブブランドです。海外の大規模工場で量産する大手メーカーとは製造の考え方が異なり、奈良県の工房で職人が手作業で仕上げる少量生産を貫いています。
現在は硬式と軟式、少年野球まで対応するグローブとミットを軸に、バットやシューズ、サングラス、アンダーシャツまで扱いを広げています。展開が広がっても中心にあるのは、掴めるグローブという一貫した発想です。
ジームスのブランドコンセプト
ジームスが掲げるのは、手を入れた瞬間になじみ、素手で掴むようにすばやく操作できるグローブづくりです。捕球してから握り替えるまでの動作をいかに短くするかという発想が、製品の骨格になっています。
ブランド名の「Zeems」は、究極の意を込めた造語です。アルファベット最後の文字であるZに、究極(extreme)の二乗を表すee、最大(max)のm、特別(special)のsを重ねた並びで、ジームスが目指す到達点を名前に込めています。
ジームスの特徴・強み
ジームスの最大の強みは、完全国内生産を貫いている点です。国産グローブの発祥地とされる奈良県の工房で、革の裁断から縫製、紐通し、仕上げまでを職人が一貫して手がけています。
少数精鋭の体制もジームスらしさのひとつで、スタッフ一人ひとりが職人であり営業担当でもあります。作り手が使い手の声を直接聞ける距離の近さが、細かな要望に応えられる柔軟さにつながっています。
ジームスの歴史・創業背景
ジームスの歴史は1967年の一場面から始まります。来日した米国の名内野手のグローブさばきに感銘を受けた開発者が、同じ道具があれば多くの選手が上達できると考えたことが出発点でした。
近年は硬式用と軟式用のグローブに加え、少年野球向けのラインやアパレル、サングラスまで展開が広がりました。小学生から社会人まで、同じブランドで道具をそろえ続けられる体制が整っています。
ジームスの機能とテクノロジー
ジームスの野球グローブを支えているのは、掴む動作に合わせて組み立てられた独自の構造と加工です。親指の使いやすさを高める仕組み、届いた日から使える型付け、細部まで指定できるオーダーまで、ブランドの考え方が形になっています。
ジームスの野球グローブに搭載されている代表的な機能・独自構造は、以下の6つが挙げられます。
- 三方親|親指を立てて三方向からボールを掴む構造
- 三方親とじ|捕球面土手部に縦レースを通す内芯仕様
- αバック|Zをかたどったバックスタイル
- 湯もみ型付け|革ごとに秒数と工程を変える職人加工
- YHシリーズ|素手感覚を追求した内野手向けの浅型
- カスタマイズオーダー|13ステップで仕様を選べる別注システム
三方親|親指を立てて三方向からボールを掴む構造
三方親は、ジームスの代名詞となっている捕球面の構造です。親指と人差し指、中指と薬指、そして小指という三方向からボールを掴めるように設計されています。
親指が働けば、ボールを面で受け止めるだけでなく指で握り込む捕球ができます。弾きやすい強い打球や、逆シングルのような崩れた体勢でも掴み切れるため、捕球から握り替えまでの動作が途切れません。
三方親とじ|捕球面土手部に縦レースを通す内芯仕様
三方親とじは、捕球面の土手部にある親指の付け根へ縦方向にレースを通した内芯の仕様です。指の関節と同じ位置で曲がるため、親指がより深く立ちます。
親指が立つぶんボールをしっかり掴めるようになり、逆シングルでも捕球面が逃げにくくなります。握り込む感覚を重視する内野手や、強い打球を確実に止めたい選手に効く仕様といえます。
αバック|Zをかたどったバックスタイル
αバックは、ラベルを親指まわりにずらし、ジームスの頭文字であるZをかたどってデザインされたバックスタイルです。手の甲側の見た目を大きく左右します。
オーダーでは、13ステップの最初にノーマルバックかαバックかを選びます。チームで同じブランドを使う選手が多い環境でも、背面の形で自分のグローブを見分けやすくなる点は実用面の利点です。
湯もみ型付け|革ごとに秒数と工程を変える職人加工
湯もみ型付けは、グローブを湯に浸してから揉み込み、実戦で使える柔らかさと形に仕上げる加工です。ジームスはプロ野球仕込みの湯もみとして、届いた日から使える状態で送り出しています。
型付けに慣れていない選手や、買ってすぐ試合で使いたい選手にとって、はめた瞬間に捕球のイメージがわく状態で届く意味は大きいです。自分で湯もみをしたときに起こりがちな革の傷みや型崩れの心配も避けられます。
YHシリーズ|素手感覚を追求した内野手向けの浅型
YHシリーズは、ボールを素手で掴むような感覚を狙って作られた内野手向けのラインです。ポケットを浅めに設計し、手のひらとグローブが一体化する装着感を目指しています。
包み込んで掴む三方親とは狙いが異なるため、プレースタイルで選び分けるのが現実的です。グローブの角度づくりが捕球の精度を左右するので、守備の形がある程度できあがっている選手に向いています。
カスタマイズオーダー|13ステップで仕様を選べる別注システム
ジームスのカスタマイズオーダーは、基本7型をベースに13ステップで仕様を決める別注システムです。既製モデルで理想の形に届かない選手が、細部まで自分仕様へ組み替えられます。
さらに、サイズ調整やパーツ色の変更に応じるスペシャルプロオーダーと、納期を短縮する特急券システムも用意されています。手の大きさが平均から外れる選手や、チームカラーへ合わせたい選手にとって選択肢が大きく広がります。
ジームスの野球グローブ全モデルの種類を比較
ジームスの野球グローブは、公式に基本の型が7型と定義されており、品番の末尾アルファベットで型を判別できます。内訳は内野手用のSB型・CB型・DB型、外野手用のGB型・GG型、投手用のTB型・PB型です。
品番の数字部分は限定モデルごとに入れ替わるため、型を軸にポジション別のグループへ分けて比較します。7型に捕手用・一塁手用のミットと少年・ユース向けを加えたラインナップを、グループごとの比較表とモデル詳細で順に紹介します。
ジームスの野球グローブとミットを、以下のポジション別5グループに分けて紹介します。
- 内野手用グラブ(SB型/CB型/DB型)
- 外野手用グラブ(GB型/GG型)
- 投手用グラブ(PB型/TB型)
- 捕手用・一塁手用ミット(CM型/FM型)
- 少年・ユース向けモデル(ZYシリーズ/ZBシリーズ)
内野手用グラブ(SB型/CB型/DB型)
内野手用はサイズ違いの3型展開で、品番末尾のアルファベットが大きさを表す仕組みです。守備位置と捕球スタイルのどちらを優先するかでサイズの答えが変わるため、まず3型の違いを比較表で整理し、続けて各型の詳細を紹介します。
| モデル名 | サイズ区分 | サイズ目安 | 型の由来 | 特徴 | 向いている選手 |
|---|---|---|---|---|---|
| DB型(内野手用・大型) | 大型 | 約28.5cm | 大(DAI)の頭文字 | 打球を包み込むように捕球 | 強い打球を処理する内野手 |
| CB型(内野手用・中型) | 中型 | 約28.0cm | 中(CHUU)の頭文字 | 大小のバランスが取れた標準型 | 幅広い内野ポジションの選手 |
| SB型(内野手用・小型) | 小型 | 約27.5cm | 小(SHOU)の頭文字 | 素早い握り替えがしやすい | ゲッツーの速さを求める選手 |
DB型(内野手用・大型)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DB型(内野手用・大型) |
| ポジション | 内野手用 |
| サイズ目安 | 約28.5cm |
| 対応球種 | 硬式/軟式(軟式は品番末尾にN) |
| 主な特徴 | 三方親構造で強い打球も確実に掴める |
内野手用3型のなかで最も大きいのがDB型です。大(DAI)の頭文字から名付けられており、約28.5cmという捕球面の余裕を生かして、打球を包み込むように捕れます。
打球速度が上がる硬式では、面で受けるだけのグローブは弾きが増えます。DB型は捕球面が広く、逆シングルで体勢が崩れた場面でもボールを収める余地が残る形です。
サードやショートのように強い打球を処理する機会が多い内野手、大きめのグローブで確実に捕りたい選手におすすめします。一方、握り替えの速さを最優先する二遊間の選手には、サイズがやや大きく感じられます。
CB型(内野手用・中型)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CB型(内野手用・中型) |
| ポジション | 内野手用 |
| サイズ目安 | 約28.0cm |
| 対応球種 | 硬式/軟式(軟式は品番末尾にN) |
| 主な特徴 | 大小のバランスが取れた標準サイズ |
CB型は中(CHUU)の頭文字を持つ内野手用の標準サイズで、約28.0cmという寸法に収まります。大型の捕りやすさと小型の扱いやすさを足して割ったバランス型です。
二遊間で握り替えを急ぐ場面でも扱えて、サードで強い打球を受ける場面でも捕球面が足りなくなりにくい寸法です。守備位置が固定されていない選手ほど、CB型の中庸さが効いてきます。
セカンドやショートを中心に複数の内野ポジションを守る選手、ジームスを初めて使う内野手に向く型です。サイズ選びで迷ったときの基準にもなりますが、握り替えの速さを突き詰めるならSB型のほうが噛み合います。
SB型(内野手用・小型)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SB型(内野手用・小型) |
| ポジション | 内野手用 |
| サイズ目安 | 約27.5cm |
| 対応球種 | 硬式/軟式(軟式は品番末尾にN) |
| 主な特徴 | 素早い握り替えができるコンパクト設計 |
SB型は小(SHOU)の頭文字から名付けられた内野手用の小型モデルで、サイズは約27.5cmです。ジームスの内野手用3型のなかでは最もコンパクトな部類にあたります。
ゲッツーを狙う場面では、グローブの中でボールを探す時間が送球の遅れに直結します。小さいぶん指先まで力が伝わりやすく、掴んだ瞬間に握り替えへ移れる点がSB型の武器です。
二遊間で送球の速さを求める選手、手が小さめでグローブを持て余しがちな選手に向きます。捕球面が狭いので、強烈な打球を面で受け止めたい選手にはDB型のほうが安心できる大きさです。
外野手用グラブ(GB型/GG型)
外野手用はGB型とGG型の2型構成で、指の長さが1cm違う点が選択の分かれ目になります。ぎりぎりの打球にどこまで手を伸ばしたいか、捕ってからの送球をどこまで速くしたいかで答えが変わるため、比較表で寸法と特徴を整理したうえで各型を紹介します。
| モデル名 | サイズ区分 | サイズ目安 | 型の由来 | 特徴 | 向いている選手 |
|---|---|---|---|---|---|
| GG型(外野手用・大型) | 大型 | 約31.5cm | Gを2つ並べた表記(Bなし) | GB型より指が1cm長くリーチが広い | 守備範囲を最優先する外野手 |
| GB型(外野手用・中型) | 中型(標準) | 約30.5cm | 外野(GAIYA)の頭文字 | 送球への移行がスムーズ | 送球の速さも重視する外野手 |
GG型(外野手用・大型)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GG型(外野手用・大型) |
| ポジション | 外野手用 |
| サイズ目安 | 約31.5cm |
| 対応球種 | 硬式/軟式(軟式は品番末尾にN) |
| 主な特徴 | GB型より指が1cm長くリーチが広い |
GG型は、GB型より指を1cm長くした外野手用の大型モデルです。約31.5cmという寸法はジームスのラインナップで最大クラスにあたり、届く範囲の広さが最大の特徴になります。
フェンス際やライン際へ走り込み、最後の一歩が届かない打球を追う場面でGG型の指の長さが効きます。伸ばした先に捕球面が届けば、長打を単打で止められる打球が増えます。
守備範囲を最優先するセンター、大きめのグローブを振り回せる体格と筋力のある外野手におすすめします。重さと長さが増すぶん、送球への持ち替えを最短にしたい選手にはGB型のほうが扱いやすいです。
GB型(外野手用・中型)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GB型(外野手用・中型) |
| ポジション | 外野手用 |
| サイズ目安 | 約30.5cm |
| 対応球種 | 硬式/軟式(軟式は品番末尾にN) |
| 主な特徴 | 標準サイズで送球への移行がスムーズ |
GB型は外野(GAIYA)の頭文字から名付けられた標準サイズの外野手用モデルで、寸法は約30.5cmです。外野手用として扱いやすい大きさで、限定モデルの展開も最も多い型にあたります。
中継プレーや本塁への返球など、外野手には捕ってからの速さが問われる場面が多くあります。GB型は指が長すぎないぶんボールの位置を手の感覚で把握しやすく、握り替えで迷いにくい形です。
守備範囲と送球の速さを両立させたい外野手、初めて外野手用グローブを買う選手に向いています。大型が重く感じる中学生や高校生にとっても、GB型なら振り遅れにくいサイズ感です。
投手用グラブ(PB型/TB型)
投手用は縦型のPB型と横型のTB型という2型構成です。球種の握りをどこまで隠したいか、フィールディングでどこまで動きたいかという2つの観点で選び分けます。比較表で形状の違いを押さえたうえで、各型を紹介します。
| モデル名 | 形状 | サイズ目安 | 型の由来 | 特徴 | 向いている選手 |
|---|---|---|---|---|---|
| PB型(投手用・縦型) | 縦型 | 約29.5cm | PITCHERの頭文字 | 球種の握りを隠しやすい | 変化球を多く投げる投手 |
| TB型(投手用・横型) | 横型 | – | 投手(TOUSHU)の頭文字 | フィールディングでの操作性を重視 | フィールディングに自信を持ちたい投手 |
PB型(投手用・縦型)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | PB型(投手用・縦型) |
| ポジション | 投手用 |
| サイズ目安 | 約29.5cm |
| 対応球種 | 硬式/軟式(軟式は品番末尾にN) |
| 主な特徴 | 縦型で球種の握りを隠しやすい |
PB型はPITCHERの頭文字から名付けられた縦型の投手用モデルで、約29.5cmのサイズで展開されます。ジームスの限定ラインでも定番として毎年顔を出す型です。
変化球の握りが打者や走者に見えると、球種を読まれる隙が生まれます。PB型は捕球面が縦に長く、グローブの中で握り替える動作も隠しやすいため、投球の組み立てに集中できます。
変化球を多く投げる投手、投球フォームの途中まで握りを見せたくない投手に向く型です。バント処理で横方向へ大きく動く機会が多い投手には、横型のTB型も候補に入ります。
TB型(投手用・横型)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TB型(投手用・横型) |
| ポジション | 投手用 |
| サイズ目安 | -(メーカー公表なし) |
| 対応球種 | 硬式/軟式(軟式は品番末尾にN) |
| 主な特徴 | 横型でフィールディングの操作性を重視 |
TB型は投手(TOUSHU)の頭文字から名付けられた横型の投手用モデルです。カスタマイズオーダーで選べる基本7型の一つとして、ジームスの公式サイトに位置づけられています。
投手には打球処理やベースカバー、牽制といった守備の仕事が絶えず発生します。横型のTB型は正面から外れた打球へも手を出しやすく、フィールディングを武器にしたい投手を支えます。
守備で貢献したい投手、投手と野手を兼ねる選手、横型に慣れている選手に向きます。ただし現行のレギュラー品番と実寸は公式カタログで確認できていないため、購入時は取扱店へ相談するかオーダーで仕立てる方法が確実です。
捕手用・一塁手用ミット(CM型/FM型)
グローブの7型とは別に、捕手用と一塁手用の専用ミットが用意されています。硬式用と軟式用に加えてソフトボール用の展開もあり、ポジション専任の選手が長く使える構成です。比較表で代表品番と利き手対応を整理したうえで、各ミットを紹介します。
| モデル名 | ポジション | 代表品番 | 利き手対応 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| CM型(キャッチャーミット) | 捕手用 | SV-400CM | 右投げ用 | 湯もみ型付け済みで実戦投入しやすい |
| FM型(ファーストミット) | 一塁手用 | SV-400FM | 右投げ用/左投げ用(SV-400FMH) | 高校野球対応の一塁手専用設計 |
CM型(キャッチャーミット)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CM型(キャッチャーミット) |
| ポジション | 捕手用 |
| サイズ目安 | -(規格品のためサイズ表記なし) |
| 対応球種 | 硬式/軟式/ソフトボール |
| 主な特徴 | 湯もみ型付け済みで実戦投入しやすい |
CM型は捕手専用のミットで、硬式用のSV-400CMを代表品番として展開されています。販売店限定のカラーバリエーションも多く、選択肢の幅は7型のグローブに引けを取りません。
捕手は1試合を通してすべての投球を受け止めるポジションで、ミットの耐久性がそのまま寿命に響きます。ジームスが選別した国産ステアレザーは、繰り返しの衝撃を受けても型崩れしにくい素材です。
硬式・軟式を問わず本格的に捕手を続ける選手、型付けの手間を減らしたい選手におすすめします。日本製のミットにこだわりたい選手にとっても、奈良の工房で仕上げられるCM型は納得のいく選択肢になります。
FM型(ファーストミット)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FM型(ファーストミット) |
| ポジション | 一塁手用 |
| サイズ目安 | -(規格品のためサイズ表記なし) |
| 対応球種 | 硬式/軟式/ソフトボール |
| 主な特徴 | 左投げ用(SV-400FMH)も用意 |
FM型は一塁手専用のミットで、硬式用のSV-400FMが代表品番です。右投げ用のSV-400FMに加えて左投げ用のSV-400FMHが用意されており、左投げの一塁手も同じ設計を選べます。
一塁手は内野手からの送球を受け続けるポジションで、ショートバウンドやそれた送球への対応力が問われます。FM型は捕球面が縦に長く、低い送球でも土手側で拾える余地が残ります。
一塁を専任で守る選手、高校野球で使える日本製ミットを探している選手に向きます。左投げで選択肢が限られて困っている選手にとっても、FM型は現実的な候補です。
少年・ユース向けモデル(ZYシリーズ/ZBシリーズ)
育成年代向けには、中学硬式に対応するZYシリーズと少年軟式向けのZBシリーズがそろいます。大人用のサイズを縮めただけの廉価版ではなく、同じ製法と革で作られる点が両シリーズの共通項です。比較表で対象と対応球種を整理したうえで、各シリーズの中身を紹介します。
| モデル名 | 対象 | 代表品番 | サイズ目安 | 対応球種 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ZYシリーズ(ユース向け硬式グラブ) | 中学硬式・ユース世代 | ZY-20C/ZY-20D | 一般用より一回り小型 | 硬式 | 一般用と同じ三方親構造を踏襲 |
| ZBシリーズ(少年軟式グラブ) | 少年野球(学童) | ZB-20SJN/ZB-20CJN | 小 約25.5cm/中 約26.0cm | 軟式 | 大人用と同じ革を使用し耐久性が高い |
ZYシリーズ(ユース向け硬式グラブ)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZYシリーズ(ユース向け硬式グラブ) |
| ポジション | 内野手用中心 |
| サイズ目安 | 一般用より一回り小型 |
| 対応球種 | 硬式 |
| 主な特徴 | 一般用と同じ三方親構造を踏襲 |
ZYシリーズは中学硬式・ユース世代へ向けた硬式グローブのラインで、内野手用のZY-20C、ZY-20Dといった品番で展開されています。一般用より一回りコンパクトな設計です。
体に合わない大人用の硬式グローブを使うと、捕球面を支えきれずボールを弾く回数が増えます。ZYシリーズなら手の力で操作できる大きさに収まるため、正しい捕り方を身につける段階から無理がありません。
シニアやボーイズなどの中学硬式でプレーする選手、高校進学を見据えて硬式に慣れておきたい選手に向くシリーズです。実寸の公式表記が限られるため、購入前に取扱店でサイズを確かめておくと安心できます。
ZBシリーズ(少年軟式グラブ)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZBシリーズ(少年軟式グラブ) |
| ポジション | オールラウンド |
| サイズ目安 | 小 約25.5cm/中 約26.0cm |
| 対応球種 | 軟式 |
| 主な特徴 | 大人用と同じ革を使用し耐久性が高い |
ZBシリーズは学童世代の少年軟式向けラインで、ZB-20SJN(小型)、ZB-20CJN(中型)、20DJN(大型)などの品番で展開されています。2026年モデルとしてZeems公式サイトに20CJNと20DJNが掲載されました。
硬いまま届く既製品のグローブは、握力の弱い小学生には開くこと自体が難しく、捕球の失敗が続く原因になります。ジームスのZBシリーズは最初から手になじむ状態で渡せるため、練習の中身に集中させられます。
小学生で本格的にグローブを選びたい選手、既製品の硬さで苦労している選手に向くシリーズです。大人用と同じ革を使うだけに、長く大事に使わせたいと考える家庭にも合います。
ジームスの野球グローブ選びのまとめ
この記事では、ジームスの野球グローブについて、ブランドの成り立ちから三方親をはじめとする独自構造、現行の全モデルまでを解説しました。奈良の工房で職人が一貫して仕上げる完全国内生産と、革ごとに工程を変える湯もみ型付けが、ジームスのグローブづくりを支えています。
ジームスの公式サイトは、硬すぎず重すぎないグローブを選び、はめたときのフィーリングを重視することをすすめています。取扱店で実際に手を入れて確かめるか、湯もみ型付け済みのモデルから始めるところが第一歩です。ジームスのグローブ選びの参考になれば嬉しいです。


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